Chapter 34 of the book "The Gandhi Story"
※以下の文章は、上記の本を私が翻訳・要約した日本語記事です。
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ナトラム・ゴドセ
1948年1月30日、ガンディーは祈祷会へ向かっていた。群衆の中から若い1人のヒンドゥー教徒が出てきて、ガンディーに頭を下げた。それから突然、男は銃で3度ガンディーを撃った。
男の名前は、ナトラム・ゴドセ。彼はヒンドゥー教徒で、ガンディーがインドに損害を与えたと思い込んでいた。ガンディーが、新しい国パキスタンにお金をあげようとインドに申し出たことに、ゴドセはムカついていた。
ガンディーは、地面に崩れ落ちた。最後の瞬間、彼は一言「ラーマ」と言った。それは、ヒンドゥー教の神の名前だった。
インド中の誰もが、起こったことを信じられなかった。人々はひどく悲しんだ。多くの人々が、自分の父が死んだかのように感じた。国中が悲しんでいるように見えた。
インドの大統領、ジャワハルラール・ネルーでさえも「私たちの国の父が死んだ」と言い、皆とともに悲しみ始めた。
ガンディーが亡くなった時、ヒンドゥー教とイスラム教の戦いは止んだ。ガンディーの死は、多くの悲惨な戦いから国を救ったのだ。
たった一晩の間に、ガンディーにさよならを言いにデリーへ集まってきた人々の数は、何百人にもなった。彼は、火葬され、その遺灰は汽車で海に運ばれ、海の上にまかれた。
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