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サッカーとドーピングについて〜事例紹介①〜

こんにちは。

サッカー大好き薬剤師かづたくやです。(自分は運動音痴ですが‥‥)

今年スポーツファーマシストの資格を所得しアンチドーピング活動を行っていきたいと考えています。

そこで、自分が大好きなサッカーに焦点をあて今まで起こったサッカー選手によるドーピング事例の紹介や、「サッカーと薬」について考えていけたらと思います。

今回は2021年に起こった事例を紹介します。

1.ドーピング事例の概要

2021年2月にアヤックス(オランダのサッカーチーム)所属のアンドレ・オナナ選手にドーピング違反があったとして欧州サッカー連盟から12ヶ月の出場停止処分が発表されました。

同選手は試合外検査で、世界アンチドーピング機関(WADA)が禁止薬物に指定している「フロセミド」が検出されました。

薬の服用に至った経緯として、2020年10月に体調不良のため妻が以前服用していた薬を誤って飲んでしまったとの事です。

2.禁止薬物「フロセミド」について

今回服用してしまった「フロセミド」という成分は利尿剤の薬で、高血圧や浮腫みなどの治療に用いられます。

利尿剤は尿の量を増やすことで、他の禁止物質を薄める作用があり禁止物質に定められています。

また、利尿剤は減量を目的として使用される可能性があり、格闘技のように体重により階級が分かれている種目や、体重が軽い方が有利な競技があることも禁止物質になっている理由になっています。

3.今回の事例について

本事例ではオナナ選手が体調不良により、風邪薬と間違って利尿剤を服用してしまった「うっかりドーピング」が原因となっています。

「うっかりドーピング」とは治療を目的に風邪薬など服用した際に、その薬に禁止物質が入っていた事をいいます。

禁止物質は風邪薬やサプリメントなどにも入っている可能性があり、サプリメントだから大丈夫と思って飲んでしまうと大変な事になってしまうかもしれません。

うっかりドーピングを防ぐためにスポーツファーマシストのホームページから近くのスポーツファーマシストを検索できるので相談してみてください。

最後までご覧頂きありがとうございました。


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