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情報公開と合意形成について
先日、お誘いを受け勉強会に参加しました。
勉強会の内容は、NUMO(原子力発電環境整備機構)の高レベル放射性廃棄物の地層処分についてでした。
南さつま市が合併する以前に、笠沙町の離島に処分場を建設する話があり、住民の反対により立ち消えになった話は知っていましたが、つい2年ほど前に南さつま市に原子力関連の条例ができた事は不勉強の為、知りませんでした。
「南さつま市放射性物質等持込拒否及び原子力関連施設等の立地拒否に関する条例」
令和2年3月18日施行 (抜粋)
第3条 南さつま市は、いかなる場合も放射性物質等の市内持込みを拒否する。
2 南さつま市は、いかなる場合も原子力関連施設等の南薩地域への立地及び建設に反対する。
第6条 南さつま市民は、この条例の趣旨を遵守し、放射性物質及び原子力関連施設等の市内持込みをさせないよう努めなければならない。
第7条 市長、副市長、教育長、教育委員、市議会議員、市職員等の地方公務員は、この条例の趣旨を遵守し、入手した放射性物質等及び原子力関連施設等に対する情報は、速やかに市民、近隣市、鹿児島県知事に知らせるよう努めなければならない。
条例が制定された経緯など、当時の議会議事録なども読み、勉強しました。
この条例がある限り、南さつま市に放射性物質が持ち込まれたり、原子力関連施設等が建設されることありません。
NUMOは、「まずはこの施設のことを知ってもらう」という活動を全国で行なっており、鹿児島県内ではこれまで3箇所で大きな勉強会を開催したようですが、南さつま市では少人数の勉強会のみ開催されているようです。
大々的な勉強会は今後開催予定とのことでした。
近年、南さつま市では、都市下水道、新クリーンセンター、義務教育学校など住民の合意形成のあり方が問題となっており、建設が始まった今も反対を訴える方々がいらっしゃいます。
この放射性廃棄物の他にも、洋上風力発電の問題も持ち上がっています。
今回、同席した知人の「もっとオープンに活動して欲しい。」にはまったく同感です。
住民を分断する個別の進め方ではなく、最初から情報を公開し、合意形成を図る必要があると考えます。
条例にあるように、市議会議員である私は、この情報を市民に知らせるよう努めなければなりません。
NUMOのホームページは https://www.numo.or.jp/ です。
紙の冊子は私は持っていますので、ご希望があればお見せします。
様々な問題について判断を求められる立場にある市議会議員として、賛成反対を抜きにして、その問題について理解する必要があると考えています。
これからも機会があれば、様々な勉強会等に参加していきたいと思います。