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BizDev実践編 : 事業責任者(Biz Owner)


0. 事業責任者の位置付け

事業責任者は、事業開発の次のステップであり、事業経営者としての地力を磨く最良の場。これから目指すヒト、いま挑戦してるヒトに向けた実践編

事業開発(BizDev)はこちら
→ BizDevキャリアへの10の質問

事業経営者(CXO)へのステップ

1. 事業責任者の使命は?

事業に最も大事な北極星を掲げて、そこへの道のりを描き切り、襲い掛かる逆境に立ち向かい、必ず到達する使命を背負うことが事業責任者の心構え

事業責任者のミッション

よい北極星とは

事業価値へ直結する
達成したら、事業価値が高まると確信できる目標
ブレない道標になる
道のりに迷ったとき、間違った時に、立ち返る原点
ワクワク感がある
手堅くもなく、遠い夢でもない、野望に感じる距離感

北極星チェックリスト

2. 事業責任者の役割は?

役割は A. 目標設定、B. 事業計画、C. 実行マネジメントの3つ。

事業責任者の役割

よくある落とし穴(え、ん、で)

道なき夢 ”売上100億を目指します!”
 ⇒『 、どう到達するの? 』
計画倒れ 
”この事業計画は完璧です!” 
 ⇒『 、初月で未達だけど? 』
星なき道
 ”今期の目標達成しました!”   
 ⇒『 、事業価値は何? 』

ビジネスレビューでの指摘

A. 目標設定: 北極星を掲げる

まずは、星を掲げて、時間軸を決める。そこからの逆算で目標水準を設定。次に、実力をベースに手なりを引いて、挑戦すべきギャップを明確にする

目標設定:星を掲げて、時間軸を決める

B. 事業計画:道のりを描き切る

一貫性のなる繋がった戦略に従い、複眼視点で立体的な戦術を描き、規律ある実行を実践する体制や仕組みを整える。そして、いざ実行へ!!!

事業計画:魂の計画を練り、コミット

事業計画って必要?

事業計画は到達する意志に、魂をこめるプロセス。北極星への道のりを解像度高く描き切り、魂を込めてコミット。共有して仲間のベクトルを合わせる

魂がこもってない事業計画は宇宙レベルで無駄! 
by XTech 手嶋さん

https://www.fastgrow.jp/articles/fukushima-teshima

C. 実行マネジメント:必ず到達する

事業責任者にとって、最も大事で、最も苦痛なのが実行マネジメント。事業の操縦桿を握り、アンダーコントロールに置き、規律を持ち実行強度を保つ

実行マネジメント:操縦桿を握り、実行強度を高める

事業計画が崩れたら?

現実は計画通りにいかない。でも、外部環境や不確実性を言い訳にしたら、事業責任者は終わり。不確実性をどうマネジメントするかが、腕の見せ所!

『 やばい!売上が未達』 
 ⇒  コントロールドライバー開発(価格など)
『もう成長の限界です!』
 ⇒   新しいチャネル、ビジネスモデルへの転換
『コロナor競合が突然!』
 ⇒   期中でも、事業計画の抜本的な作り直し

不確実性を前提としたマネジメント

3. 最後に

小さな実行の徹底が初手

壮大な北極星を掲げて、重厚長大な事業計画を作っても、徹底は至難の業。まずは、事業の解像度を高め操縦桿を握り、小さなサイクルの徹底が初手。

星は一つ、計画はシンプル、実行は強度!

すべてを徹底できる実行強度がありますか?宇宙的に無駄な目標設定、事業計画にしないために、フォーカス、シンプル、強度を合言葉にいざ挑戦!

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