幸か不幸かアマかプロか

私の周りにはプロが多いです。
何を以ってしてプロとするかというのはもちろん一つ引っかかるポイントですが、例えば、それでお金をもらっているというのは、立派な基準ですよね。それで言えば、私だって働いているのだから、その道のプロと言えるのかもしれません。

ですか、それを極めるとまでいかなくても、それを「突き詰めていこう!」という思いで続けていく人たちのほうがよっぽど十二分にプロだなあと感じます。
私の中のプロは、私が見て「プロだ!」って思うかどうかが重要です。その基準がなんなんだっていう話なんですけども…。

そして、私はありがたいことに、求道者的な意味でのプロに囲まれています
役者・作家・画家・ダンサー・映像マン・監督となんでもござれ。

最近これによって忙しいので、友人のコントグループの話になってしまうが、彼らはかなりのプロ集団です。
特に舞台になると、本当にすごい。
気がつけばみんなガチガチのプロでした。
舞台監督・音楽制作・音響・照明・映像編集・舞台制作……すごすぎる。
そして、そういったラインナップの文字情報などを改めて俯瞰して見てみると、自分のなんと異様なことかと気がつきます。

彼らの手伝いくんとして、そこそこに手伝えているとは思うのです。
ありがたいことに、器用の星に生まれました。それに、大学時代にスタッフワークを一通り体験し、社会人としてもかれこれ8年ぐらいは働いているわけだから、いくら謙遜しようとも、全く役に立っていないとは言えないでしょう。
ですが一方で、なんとも私はアマチュアだなあと思うこともたくさんあります。

それっぽいものを作ったり、それっぽいことをしたりはできますが、私の細部に神は宿っていません。
お、良い言葉だ。
プロかどうかの違いは「細部に神が宿っているかどうか」かもしれませんね。

今は人手が足りないので、私のようなとりあえず体裁っぽいものは整えられますという人間は役に立ちますが、彼らの人気を考えれば、いつかそれらをプロに取り替えていかなければならない時が来るでしょう。
AIによりも先にプロに仕事を奪われてしまいます。
…まてよ、それって良いことだな。
ちゃんとプロに仕事が行くって、すばらしい。

能力的には代えのきく人間であるからして、まあせめてプロの優しさぐらいは持った人間でいようと思います。
自分に極端に甘いことを除けば、私はかなり良い人間である。ラッキー。

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