「思考は実現化する」 ならば、、、?

「思考は実現化する」はナポレオン・ヒル博士が体系化した成功哲学についての本である。

この本の中では、「自分が望む願望は想うだけでなく、声に出して自分の潜在意識にすり込むことでより確実に実現するようになる」とある。人が成功するには思考だけでなく、使う言葉も重要であるということだろう。

言葉が生活に影響を及ぼすことは、誰しも理解できると思う。

「今日はやる気が出ない」と言えばやる気は出ず、「ムカつく!」と言えばより腹が立ち、「どうせ上手くいかないさ」と言えば案の定上手くいかない。

私はネガティブな言葉をよく使っていたので、この本を読んでからは自分の口癖のほとんどを矯正する羽目になった。


普段使う、または耳に入る言葉に自分の生活や人生が影響されると言うのは、極めて恐ろしいことだと思う。

例え我々が黙っていても、「景気が悪い」「老後の資金不足が」「政府が〜」と、巷には悲観的な言葉が溢れかえっているからだ。

事実に基づいた情報を得ることは重要だが、無駄に悲観的な言葉を受け入れたり、さらには悲観的な言葉を自ら発することは、自分で自分を不幸にしていくことになる。

だから我々は意識的にポジティブな言葉を使って、自分を鼓舞する必要がある。

ネガティブな気持ちからは良いアイデア、改善策は生まれない。自分や周りの人をポジティブな状態に保ち、今が悲観すべき状況ならばそれを打破する手を考えていかなければならない。

ただ困り顔で文句を言うのではなく、自分のできる範囲で社会を良くしていく必要があると思う。

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