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楽しい そり遊び

 今日は 朝、起きた時には、もう雪が降っていて、
うっすらと積もっていました。

「わぁ、雪だ!!」
「今は止んでいるけど、これからまた降る予報だよー。」
「じゃあ、もう少し積もるかなぁ。」

 雪が降っているので、とても冷えていて、
こざる達は、りこちゃんが寒くないように
いつもよりも気をつけて、部屋を暖かくします。

 それから、りこちゃんと こざる達は、
皆で一緒に 朝ごはんを食べながら、ニュースを見ます。

「わぁ、たくさん降っているねー。」
「りこちゃん、真っ白だね。」
「そうねー、真っ白ね。」
「たくさん積もるかなぁ。」

 こざる達は、以前、そり遊びをした時のことを
思い出しています。

「昔、庭で、そりで遊んだよね。」
「うん。テレビで、スキーを見て、いいなぁって言ったんだよね。」

そうです。
こざる達は、テレビでスキー場の様子を見て、
自分たちも やりたいと言いました。

「でも、雪国じゃないから、ここじゃできないねって。」
「皆でスキー場に行こうかってパンフレットもらってきたんだよね。」
こざる達は、熱心にパンフレットを見ました。

「そしたら、りこちゃんが、スキーは教室で教えてもらわないと
すぐにはできないって言ったんだよね。」

そうでした。
こざる達は、すぐに簡単にできると思っていたのです。

「それで、りこちゃんが、庭で そりで遊んだらって、
そりを買ってくれたんだよね。」

りこちゃんは、ニコニコ、こざる達の話を聞いています。

「りこちゃん、赤いそり、買ってくれたよね。」
「うん、うん。」
「ねー、そり遊び、楽しかったねー。」

 こざるカフェの庭は、小さくて、高低差はありません。
こざる達は、順番にそりに乗ったり、そりを引っ張ったりして、
キャーキャー、わいわい、とっても楽しんだのです。
りこちゃんも、ニコニコ、嬉しそうに見ていました。

「後で、そりを出して、ちょっと遊ぼうか?」
「うん、積もるといいなぁ。」

皆、ニコニコ、とても嬉しそうです。

「じゃあ、食後のコーヒー、淹れるよー。」
こざるちゃんは、コーヒーの準備をしに台所へ行きます。

ラジオからは、楽しい弾むような曲、
『そり滑り』が聴こえてきます。
こざるちゃんも、一緒にハミングして、コーヒーを淹れます。

今日も、こざるカフェは、ゆっくりゆっくり、
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
明日は、凍結に要注意です。
よい毎日でありますように (^_^)


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