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最高に素晴らしい お葬式

「やっぱり和田さんのが最高にいいなぁ。」
「うん、ああいうお葬式がいいよね。」
「とっても気持ちがこもっていて、あったかくて、和田さんも喜んだに違いないよ。」
皆、うんうん頷きます。

こざる達が話しているのは、昨年 亡くなった、イラストレーターの和田誠さんのお葬式の話です。
地元の小さな葬儀場で、家族だけで、和田さんがジーパンが大好きだったので、
みんなでジーパンにスニーカーだったそうです。
もちろん和田さんもTシャツにジーパンです。

「和田さんが好きだったジャズやシナトラを流して、レミさんがたくさん料理を作って横に置いたんだよね。」
「みんなで和田さんが大好きなことをしているんだもん、和田さんも大喜びだよ。」
「亡くなった和田さんと、生きているみんなで一緒にやっている感じだね。」

最近は、家族葬などの小さな葬儀も増えていますが、
葬式というと、本来は一番故人のそばにずっといたい人達が、
忙し過ぎて、ちゃんとお別れもできないような感じがします。

「こういうお葬式は、送る方にとっても、送られる方にとっても、本当にいい葬式だと思うよ。」
皆、うんうん頷きます。

義理や形式にとらわれず、とっても暖かい葬式だと思います。

「それにひきかえ、明日の一大イベントは…..」
「こんな大変な時に、皆の大切な税金を大量につぎ込んむなんてさっ!」
こざる達、ブンブン怒っています。

「こういうのこそ、自助でやるんじゃないの?」


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
和田さんのお葬式の話は、ほぼ日のHPの 『平野レミさんと、和田誠さんのことを話そう。』で読む事ができます。
素敵な仏壇のお話もありますので、よかったら是非、覗いてみて下さい。
よい毎日でありますように (^_^)

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