見出し画像

小樽ー斜陽から観光地へ

小樽旅の目的は、サカナクション山口一郎の聖地巡礼。
実家と一郎さんのギターが展示された小樽文学館へ行くことだった。

半身揚げの「なると」を出発した私達は、
小樽運河へと向かう。

実はここも聖地巡礼の一つ
なぜなら一郎さんの父、保さんが保存運動に関わったりしていたとのこと。
今でこそ、観光地小樽の有名スポットだけれど、
ニシン漁が斜陽産業となった70年代には運河を埋め立てて幹線道路を作る動きがあったらしい。
そう考えると保さんは観光立国を予想していたわけで、先見の明がある。

運河沿いはアート系露店がたくさん

京都や奈良の観光地ごとく
外国人観光観光客の多いゾーンだった。
写真奥に写っている赤レンガの建物は
今は飲食店になっていた。
運河沿いを眺めながら優雅にお茶する人を
「ステキ!」と思いながら目をやると
なんと「びっくりドンキー」の看板!!!
観光地にも訪れるフランチャイズの浸食に驚き落胆した。

小樽・門司・神戸は、
昔からのステキな建物に新しい店が入っているパターンが多い。
歴史的建造物が生き残る道なんだろうけど
東京谷中のカヤバ珈琲が若い店主に代替わりして
少し雰囲気が変わっていた時のような哀しさを覚えた

小樽運河を歩いた私達は、
旧日銀の建物がある「北のウォール街」の坂を上って小樽文学館へ。

一階で入館券を買って、文学館がある二階へと向かったのだが、
なんと、一郎さんの展示品は無料の古書ゾーンにあるという。
入館料いらなかったわけだ!
せっかくなので、展示室に入ったけれど、
結果、大正解!!
伊藤整の書斎の再現など見ごたえがあった。

伊藤整の書斎を再現したコーナーは文学館の目玉ゾーン

本丸の一郎コーナーへ…

ショーケース2つ分山口一郎グッズが展示してある
小学校時代の版画を保存している一郎母に感服

自分用のお土産にゲットしたのはこちら↓

蟹工船Tシャツよくないですか?

小樽文学館で行きたい場所は行ききったが、
せっかくなので北一硝子へ…
続きはまた!

いいなと思ったら応援しよう!