古材市2024 at伏見区横大路
2024年3月16日・17日に京都市伏見区横大路で開催した
「古材市2024 at横大路」の様子を紹介していきたいと思います!
初日はお天気もよく、たくさんの方にご来場いただき大盛況でした。
2日は正午過ぎから雨が降り、倉庫内メインの開催となりなりました。
久しぶりの古材市ということもあり、無事に開催することができ
スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
古建具や古家具などたくさんの物を新しい使い手さんへつなげることができました。
開催にあたりご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
古材市とは?
古材文化の会の“古材ネット”が運営する古材市は、
「イラナイモノハ宝物!」を合言葉に、古建具や古家具、日用雑貨などの再利用を呼びかける蚤(のみ)の市です。建て替えや改修、引っ越しの際に使われなくなったこれらの物を譲り受け、展示販売します。
“古材ネット”は、レトロ好き、木造の建物が大好きな皆さんと楽しみながら活動しています。
古材市の会場はこんなところ
今回会場となったのは伏見区横大路、旧街道沿いに位置する権十郎カフェの正面に位置する倉庫と倉庫前広場です。
古建具や古家具を探しに、たくさんの方が集まりました。
今回ヴォーリズ設計の洋館から引き受けた重厚な建具や家具を初めて展示したことからヴォーリズ建築にかかわる建築関係者、ヴォーリズのファンにも来場いただきました。
会場正面の権十郎カフェは、明治初期に建築された旧家です。
ご来場いただいたみなさんには、古材市と歴史ある空間でのひとときを楽しんでいただけたと思います。
藤田家住宅(京都を彩る建物や庭園「認定」/国登録登録有形文化財)
https://kyoto-irodoru.city.kyoto.lg.jp/fushimi/fujitake-n.html
権十郎カフェHP
https://gonjuro-cafe.com/
古材市のはじまりは年明けから
今回の古材市で一番注目されたのは、ウィリアム・メレル・ヴォーリズ設計の洋館から引き上げられた建具や家具などでした。
1月初旬、解体を予定されていたこの洋館に古材ネットメンバーが集まり、重厚な建具や造作家具、照明器具、日常雑貨などひとつひとつ丁寧に取り外し引き取り作業をしました。
古材ネットで活動する応援隊のみなさんにも多数ご協力いただきました。
新しい場所で新しい使い手さんに渡って
ヴォーリズ関連の建具や家具は、現在改修中工事がおこなわれているヴォーリズ設計の旧郵便局やその他、古民家、ご自宅や店舗の玄関ドアといった存在感のある各所で活用していただけることになりました。
新しい使い手さんによって「ヴォーリズの洋館に使われていた建具、家具」として語り継がれながら現役を続けていくことでしょう。
会場として倉庫と広場を使わせてくださった大家さん
権十郎カフェのみなさま、近隣のみなさま
古材ネットの活動にご理解ご協力いただき、本当にありがとうございました。