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声の温度

少し前から、オンラインゲームで通話プレイを始めた。相手は信頼のおける友人少数ではあるけれど、ゲームを楽しむことに真摯なお仲間ばかりで、だからこそ電話が苦手でも余計な心配をせずに安心して楽しめる感触を得た。

女子会のような賑やか通話プレイも、自分よりうんと上手な友人との(この人たちはこんなふうに考えてこんなふうに見てるのか)も、両方とても面白くて、良い友人を持ったなぁと毎回幸せに思っている。

わたしはフィーリングでゲームしたい方で、これまで戦略などにしっかり向き合うということは少ない方だったけれど、実戦でリアルタイムに進行状況に合わせた言葉が飛び交うことで、なるほど、なるほど、なるほど…と色々な気付きがあった。

文面で読むものもとても有意義ではあるが、ライブの強みというのは響き方がまたぐんと違う。お互い気遣いを持ち合える間柄であるからかとても中に感じる空気が柔らかかったり、ふと笑い合える瞬間とか、思いやりを持って伝えようとする姿勢とか、声に乗って優しい気持ちも伝わってくるようで、なんというか、戦うゲームではあるのだけれど、温かいなぁと思ったりした。

一緒に遊ぶのがとても楽しくて組んだチームの中ではわたしだけ至らない点が沢山あるのだけど、わたしよりずっと上手な人がどんな風にゲームに向き合ってるか見えるのはとても興味深く面白くて、その情報を得てもまだそれを活かし切れていない自分も感じつつ、とてもとても楽しませてもらっている。

先日、わたしが師と仰ぐ友人に、ダメ出ししてもらいながら一緒に遊んでもらえないかとお願いしてみた。
正直に言えば、普通に、ダメ出ししてもらうというのは多分めげる。ヘタレのわたしは厳しいダメ出しではおそらくモチベーションを無くしてしまう。でも、ここまで尊敬できる点を積み上げて来れた師匠ならいいかも、と思えたので、お願いしてみた。1年ほど関わってきて、常時安定した穏やかさと、冷静さと、優しさを持って接してくれていたので。

とても有意義で面白い試みだった。
リアルタイムで、実際のバトルを動かしながら、何を思いどう動くかを知らせてくれる。全体を見ながら、こういう理由でここはこうするのが良い、というのが具体的に伝わってくるというのはとても勉強になるなぁと思ったし、合間合間に、わたしにはちょこっとしかない良いところを拾って褒めてくれるのも嬉しくて。
前から教えるのうまいなぁと思ってたけど、改めて尊敬し直した。ひとり面倒見ながら自分もしっかり動けるの、すごいや。

声に出すということ、その声をやり取りするということ、元々楽しかったゲームが、仲良くしてくれる友人との間で通話を入れることで更に楽しさの奥行きを広げてくれたなぁと思う。遊んでくれる友人たちの人柄の良さを改めて感じることが出来たし、一緒にこの楽しさを共有していけることがとても嬉しい。

いろんな楽しさ、貰っている。
いつも、ありがとうって気持ちになれる。
いろんなことはいつか変わっていくかもしれないけれど、今感じているこの気持ちの中には、ずっと大切にしていきたい宝物が増えたような感じ。

やっぱり、友人ってのは、すごくいいものだね。

#ゲーム

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