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ずっと先だと思っていたのに、もう来てしまった2023年の話

年が明けて2週間とちょっと経った。
本当はもっと早く書きたかったのだけれど、気づいたらこの時期になっていた。
2023年。
大学入学から3年が経ち、わたし自身が生まれてから5月で22年目に突入するらしい。早いものだ。

2023年の(わりと)最初に、抱負と言うと少し重い気もするので、思っていることを書き残しておこうと思う。

1.やり残さない

4月から、大学生活最後の1年が始まる。
2回生の終わりには「4回生になる前に休学でもしとこうかな、なんかこのまま終わるのもったいないし」と話していた気もするけれど、結局その予定は今のところない。
就活を少しずつ始めていて、卒論に向けて全集を読んでみて、部活やサークルの活動もそれなりに充実していると思う。
どれをとっても同じことが言えるのだけれど、大学生の間にやり残したことがあればおそらく生涯後悔し続ける。

だから、やり残さないことを第一に考えたい。
ここまでやりたいことに対して貪欲になり続けたわたしだから、最後までその姿勢を崩しちゃいけないと思う。
いつだったかのシンポジウムでパネリストとして登壇したわたしは言った。
「自分から動くことで見える世界は簡単に変わる」と。
それはこの先だって変わらないはずで、自分が動くことで変わることは少なからずあると思っている。
今年は(今年も?)、自分のやりたいことは残さずにやり尽くす年に。

2.恩返しがしたい

これまで数えきれないくらいにたくさんの人に、場所にお世話になって、時には迷惑をかけて、どうにか今ここにいるのがわたしだと考えている。
自由を謳歌できる最後の1年、その人たち、場所たちにお返しがしたい。

数えあげるとキリがないので、詳細については追って話をさせてほしい。

3.倒れない程度に無理をしろ

わたしにとって2023年は「まだまだ先のこと」のはずだった。
わたしが中学3年生だった時、隣のクラスの担任の数学教師と話していたことを鮮明に覚えている。

「わたしの妹が7年後に中学入学なんです」
「7年後って言ったら、2023年か」
「そうそう」
「じゃあ俺が異動になっててもその年にはこの学校に戻ってきて妹ちゃんの面倒見てあげんといけんな」

これが7年前の会話だったらしいことを、年が明けてから思い出した。

なんだよ、7年ってこんなに短いのかよ。
こんなにすぐ来てしまうとは思ってなかったよ。
7年前には想像もしていなかった現実に立ち向かわなきゃいけなくなってるよ、わたしは。

4月から、考えたこともなかった新生活が始まることになったんだ、って伝えたら、あの先生はなんて言うだろうか。
その会話を聞いていたはずのわたしの担任は、どんな反応をするんだろうか。
今度連絡してみてもいいのかもしれない。先生が初めて送り出した卒業生は今、こんなふうに生きている、と。

前述の通り、全く想像していなかった未来を進むことになった。
”琥雪”の立場を借りているここだから言えるのかもしれないが、不安のほうが大きい。いや、不安しかない。
それでもその未来は確かに来る。それは決まっている。
未来を直視するのが、どうしようもなく怖い自分がいる。
来たるその瞬間を震えながら待つ自分がいる。

何事も無理なく取り組めるのが最善だと思うけど、そんなわけにもいかない。
だから、「倒れない程度に無理をしろ」。

未来にワクワクしたいよ、わたし。
いや、わくわくできるよきっと。
と、言い聞かせてみる。

今、誰よりも扉の前に立たなければならないのはわたしなのだから。



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