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切り花の水揚げの方法 ①

暑い日が続きますね。
リビングに飾った生花が一日でも長く楽しめるようにするには、毎日のお花の管理は重要です。
お盆やお彼岸など、誰でもお花を一度は飾ったり、触れたりしますよね。

今日はお花の水揚げの基本をご紹介したいと思います。
知っておくと、花持ちが全然違いますので是非、参考にしてみてくださいね。

※水揚げとは切り花の新鮮さを長く美しく保つための手法です。

水揚げの基本

茎に適当な数の葉を付ける


植物は、葉の表面から行われる蒸散によっても、導管の中の水を上昇させる力が働きます。そのため茎に付いた葉が少なすぎると、蒸散がしづらくなるため水の吸い上げが悪くなる原因となります。
また、あまり葉を多く残しすぎると、茎の給水量以上に蒸散が盛んに行われ水揚げが悪くなるので、適当に葉を付けておく必要があります。

導管の中に気泡を作らない

茎の切り口から導管の中に空気が入ると、気泡が出来て吸水が妨げられるため、水が上昇しづらくなります。
それを防ぐために、水切り後はそのまま水の中に漬けて水揚げをするのが良いのですが、別の容器に移し替える際などは、時間をかけずに素早く行うことが大切です。

採集は早朝、夕方、曇りの日にする

強い日光や高温は、土壌の温度が上昇し植物が弱まることがあるだけでなく、葉の表面からの蒸散が盛んに行われるため、水分が不足し乾燥度が高まり、植物の機能低下の原因となることがあります。
そのため、花材の採集は天気の良い日や昼間などを避けた、植物が元気な時間帯を選びましょう。

バクテリアの発生と腐敗を防ぐ

水を取り替えずに花材を長時間漬けておくと、水が汚れることでバクテリアなどの雑菌が発生し、茎の切り口に繁殖すると、導管がふさがれるため給水ができなくなり、さらには腐敗の原因にもなります。
こまめに水を取り替え、茎を切り戻すのが最適ですが、状況によってできない場合は、バクテリアの発生や腐敗を遅らせる水揚げ方法として、切り口を焼いたり、酢やアルコールなどに漬ける方法があります。

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koyuki
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