おにぎり
今朝、夫がにぎってくれたおにぎりを食べて出勤しました。
我が家は、一度に5合の米を炊いて、小分けにして冷凍保存しています。
わたしが洗い物をしている間に、夫が米を小分けにしてくれます。
その時、微妙に残った米をおにぎりにして、翌朝のわたしの朝ごはんになるのが習慣。
我が家のおにぎりは、【かつお節】か【梅こぶ茶】か【塩こん部長】の混ぜ込み。
【かつお節】はわたしの学生時代の思い出の味。
【梅こぶ茶】はわたしの好み。
【しそわかめ】は夫の好み。
【塩こん部長】も夫の好み。
【かつお節】
のまぜこみおにぎりは、わたしが高校の時に、母が毎日にぎってくれたおにぎりでした。
毎朝早くから夜遅くまで部活に打ち込んでいたため、朝練のあと食べるおにぎりを、お弁当とは別に作ってくれていました。(部活終わりは買い食い)
ふりかけが好きではなかったので、かつお節と醤油とを和えて、ゴマと一緒に米にまぜこんで、にぎってくれていました。
何個もにぎるのが面倒だからと、1個ドーンとデカイおにぎりで、濃かったり薄かったり、かつお節がかたまっていたり…
帰宅して、「今日の、めっちゃ薄かった~!」とか言うのも楽しかったな。
【梅こぶ茶】
のまぜこみおにぎりのきっかけは、夫と初めて行った旅行。
旅館で部屋に案内されたときに、仲居さんが淹れてくれたお茶が梅こぶ茶がめちゃくちゃ美味しくて。
旅行の帰りに梅こぶ茶のカンカン買って帰りました。
とはいえ、家ではコーヒー派のわたし。
なかなか減らない梅こぶ茶を、料理やおにぎりに使うようになり、今では塩や出汁の代わりに梅こぶ茶。
逆に塩が減らなくなりました。
【しそわかめ】と【塩こん部長】
のまぜこみおにぎりは、夫の好み。
2年ほど前、夫はとある競技の選手をしていて、試合の日は大量のおにぎりを作っていました。
競技時間は10分ほどで、夫自身の出番は終盤だったのですが、所属メンバーの応援や設営の関係もあって、1日がかりのイベント。
初回はお弁当を作ったのですが、片手でいつでも食べれる方がいい、とのことだったので、2回目以降はおにぎりオンリーとなりました。
大量のおにぎり。その米の量はなんと4合。
わたしの手でにぎれる最大の大きさで、合計9個のおにぎりとなりました。
夫はしそわかめのふりかけが大好き。
かといって、4合全部はちょっと…ということで、3つずつ、こんなラインナップとなりました。
① ふりかけ(しそわかめ)
② 塩こん部長
③ かつお節、もしくは、梅こぶ茶
塩こん部長は、一時期キュウリの塩こぶ漬けにハマって常備していたので、これといっしょにゴマを混ぜ込むことに。(キュウリの塩こぶ漬けは作りすぎて飽きた)
かつお節、もしくは梅こぶ茶は、その日の夫のリクエストに応じて。
4合分、9個のおにぎりは、なかなかの壮観。
当時、インスタに上げていたのですが、友人からは「絶句」ってコメントされました。
母がにぎってくれていた、きれいにまとまっているのに、食べるとほぐれるおにぎりは、わたしの原点。
わたしがにぎるおにぎりは、どこか母のおにぎりを意識していて、でもいつも少し違って。
どうやったらあんなに上手にほぐれるんやろう。
それでも夫は「いつも試合の度に大量ににぎってくれてありがとう、おいしい」と言ってくれる。
夫がにぎってくれるおにぎりは、分厚くて、握りが強くてぎゅうぎゅうで、いびつ。
「めっちゃぎゅうぎゅうやん(笑)」と言いながら、よく噛んで食べて出勤するから、午前中は空腹を覚えることなく仕事ができる。
おにぎりって実は、けっこうめんどくさい。
朝から、お弁当とは別でにぎってくれた母のおにぎり。
めんどくさいからって1個デカイのドーンやったけど、ふりかけじゃなくて、わざわざかつお節と醤油とゴマ混ぜるの、大変やったんやなぁ。
「薄かった~」とか言ってごめんやで。あとふりかけ嫌いな娘でごめん。
ありがとうなぁ。
夫のために3種類のおにぎりにぎってたけど、3種類ってけっこうな手間やねんで。
でも同じ味ばっかりは飽きるよなぁって手間かけて、試合で力が出せるように念も込めて、にぎったなぁ。
夫も、わたしのために慣れない手つきでにぎってくれてる。
「明日のぶーちゃんの朝ごは~ん♡」って言いながらにぎってくれてる。
おにぎりってけっこうめんどくさい。
だからこそ、愛情ぎっしりつめつめで美味しい。
いろんな形の、いろんなおにぎり。
これからもにぎってもらいたいし、にぎってあげたい。