【色褪せたくない思い出】結婚式当日編
とうとう迎えた、結婚式の前日。
夜寝る時に
🦍「明日やなぁ。ぶーちゃんは何が楽しみ?」
🐷「みんなに会えることが一番楽しみ!」
と答えるまでに心が落ち着いていました。
当日、わたしたちより早く、ヘアメイクの友人と撮影隊の方々が会場入りし、プランナーさんと打ち合わせをしてくれていました。
その際、ヘアメイクの友人がプランナーさんに、
「当日依頼で申し訳ないけれど、時間的に可能であれば、新郎新婦にファーストミートをさせてあげたい」
と提案してくれたそうです。
時間に少し余裕があったため、プランナーさんも賛成してくれ、実現しました。
背中を向けた夫ゴリラにゆっくりと近づき、撮影隊さんたちに指示された通り、右手でトントンと肩をたたく…
夫ゴリラが振り返り、わたしと目が合う…そして号泣。
夫ゴリラが。笑
わたしは本当に泣き虫なので、みーーーーーんな、わたしが泣きすぎて、メイクが崩れたり、写真全部泣き顔になる…なんて事態を心配していたのですが、ふたを開けてみると、最初に号泣したのは夫ゴリラでした。
それを見て笑ってしまって、涙が引っ込むわたし。
それでも夫ゴリラが号泣しながら「かわいいかわいい」って抱きしめてくれて、わたしも笑いながら少し泣きました。
一緒にドレスを選んだからどれ着るか知ってるし、
恥ずかしいからファーストミートはしない。
元々、ヘアメイクの友人にそう伝えていました。
でも、ファーストミートの感動と、わたしの性格を知り尽くしていた友人は、急遽、当日のファーストミートを仕掛けてくれたんです。
一緒にドレスを選びに行って、もうどんなのを着るか分かっていても、当日の花嫁マジックは想像をはるかに超えてくるし、それをきちんと写真や動画に収めておいてもらうことで、初対面の感動・感情がカタチに残ります。
へメイクの友人の受け売りになりますが、本当に心からオススメしたい。
(わたしの場合は時間に余裕があったから急遽実施できたけど、ホンマにバタバタするから絶対に前もってプランにいれておいて!!)
恥ずかしかったり、自分に自信がなくて「そんなんわたしには…」と思っている花嫁さん!(プレ花さん、って言うのかな?)
今日のあなたは誰が何と言おうとかわいいから!ぜひともやって!!
花嫁マジック、すんっっっごいんだから!!
さて、夫ゴリラ大泣きのファーストミートが終わり、いよいよ入場。
一般的な結婚式であれば、チャペルなどで厳かな音楽が流れる中、新郎が入場し、新婦が父親と入場するところですが、わたしたちが選択したのは【宴内人前式】。(宴内人前式についてはこちら)
それぞれが選んだ音楽で、ヴァージンロードではなく、披露宴会場で参列してくれた人たちのテーブルの間を縫って入場しました。
夫ゴリラはキングダムのテーマソング。
あの盛り上がるタイミングで幕を上げてもらって気持ちよさそうやったなぁ。
私は、RADWIMPSの4645。
大学の時からこの歌を結婚式で使うのが夢だったので、念願がかないました!
Our marriage must be fine!
幕が上がり、父と1歩前に出て、お辞儀をし、母の前に立ちました。
母は本当に嬉しそうな顔をしていて、泣きそうになりました。
…のに。
母、ド忘れ。
でも、このやり取りのおかげで、大泣きに至らずに進行できたし、写真に残っているのも、めっちゃいい笑顔の親子、となりました。
結果オーライ!(?)
あまりにいい笑顔だったので、後で、夫ゴリラや友人に
「ヴェールダウンの時、何言われてたん?めっちゃ楽しそうやった!」
と聞かれて、少し苦笑いしながら、件のやり取りを伝えると、
「あんたら親子らしいわ~!」
と笑われました。
…大丈夫。褒められてる。…はず。
さて、気を取り直して入場。
父にエスコートしてもらいながら…と言いたいところですが、
歩くコースは間違えるわ、
ゆっくり歩くよう言われていたのに早いわ…
写真を見たら全部、…父の腕を引っ張りながら大笑いしている私…
ここも結構な泣き所やったと思うで?
(参列してくれた友人の方が泣いてた笑)
最終的に夫ゴリラにわたしを引き渡し、お辞儀をして去っていくときの写真を見たら、髪の毛が寝ぐせでハネてましたよ…
あんな早起きしてずーっと鏡がある部屋おったのになんでなん。
ていうか、おかんも弟もばーちゃんたちも気付いたれや。
おかげで、友人からは
「子ブタのお父さん、長身でスタイルよくてイケメンでかっこいい♡
のに、ロマンスグレーの寝ぐせが逆にかわいい♡♡」
と、ギャップ萌えだと、謎の大人気。解せぬ。
そのあとはある程度一般的な結婚式と同様に、誓いの言葉、誓いのキス、指輪の交換、乾杯、と続きました。
当初、ケーキ入刀も省こうか、と言っていたんですが、式を挙げたレストランでは、入刀の代わりにケーキを燃やす演出(言い方)があったので、させてもらうことにしました。
ベイクドアラスカと言って、アイスの周りをメレンゲで覆ったケーキに、アルコールをかけてフランベするもの。
フランベ作業を新郎新婦が共同で行う、という演出でした。
真っ暗にした会場に燃え上がるケーキ。
歓声が上がり、盛り上がったイベントになりました。
何より、私のびっくりした顔が炎に浮かびあがって、ちょっとしたホラー写真が出来上がったほど。
お色直しも省き、とことん友人と話す時間を楽しみました。
前半は、一般的なもの。
高砂に来てもらって、たくさん写真を撮り、それぞれゆっくり話ができました。
後半は、スタードロップスを。
受付時に渡していた小さい星をを回収しにテーブルを回って、テーブル毎で写真撮影。
そこでもまた、みんなとたくさん話ができました。
小さい星には、私たち夫婦の印象を漢字一文字で書いてもらうことに。
ゴリラ側の友人は「筋」「獣」「優」が多く、
私側の友人は「笑」「食」「おかん」が多かった。
食…
何を隠そう、このわたし、花嫁のくせに、披露宴中に見事、料理を完食したのであーる。(なんなら、席を外していた夫ゴリラの分まで食べた。)
式後、友人から送られてくる写真の中には、美味しそうにお肉を頬張っている写真が多数含まれていました…
あの時みんなが完成させてくれたスタードロップスは、我が家の玄関に飾っています。
いよいよ終わりに近づき、花嫁の手紙の時間。
「花嫁の手紙は絶対に泣くからやりたくない!」
と、式準備中にゴネ散らかして夫ゴリラを困らせました。
母親も
「自分の結婚式のときは、泣くからやらんかった」
と言っていて、血は争えんな、と感心しました。
いや、感心している場合じゃない。
ゴリラに「絶対にやりなさい」と説き伏せられ、やるしかなくなったのでした…
こうなったら、涙涙の「両親への感謝」の手紙ではなく、
「こんなに素敵な友だちに囲まれ、こんなに素敵な人と結婚し、これからの人生、引き続きしあわせです。安心してね。」
と伝える手紙とすることにしました。
「高校の頃は…」「大学の頃は…」「大人になってからは…」など、各テーブルの全時代の友人に向けて、思い出のエピソードとともに綴り、話しかけるように読んだため、それぞれの友人と目を合わせ、それぞれ表情を見ることもできました。
参列してくれる子とのエピソードは夫ゴリラにもよく話していたので、それを改めて直接友人の顔を見ながら聞いたことで、夫ゴリラの涙腺がn度目の崩壊。(何回崩壊すんねん)
特にヘアメイクを担当してくれた友人とのエピソードになると、わたしにマイクを向けながら、嗚咽まで漏れるほどの号泣。
夫ゴリラ、涙腺決壊。
わたしも、参列してくれた人たちも、もらい泣きしながら笑っていました。
笑いながら「お前が泣くんかーい!」って突っ込まれていました。
もらい泣きしてる友人たちの合間を、引き続き号泣している夫ゴリラとともに縫って歩き、両家両親に手紙やプレゼントを渡し、退場しました。
退場からお見送り準備ができるまではエンドロール。
そこで、ファーストミートの時の号泣も全参列者に暴露され、さらに【号泣ゴリラ】の印象が強くなったようです。
【感動しぃの夫と、よぅ笑う妻】
全参列者の最後の印象がコレ。
結婚式が終わって1年が経つのに、夫ゴリラの号泣エピソードはいまだにめちゃくちゃイジられてます。
次回は後日談。
引出物や、スタッフさんへの感謝について。
あと、実際に挙げてみて思ったことを綴ります。