長期記憶に残る暗記方法
みなさんこんにちは、いかがお過ごしですでしょうか?
今回は前回に続いて、記憶についての記事です。
記憶に重要な「単純記憶」と「イメージ記憶」とは?
まず、記憶は大きく2つに分けられます。「意味記憶」と「イメージ記憶」です。説明をすることによって、「意味記憶」が繋ぎ合わされ「イメージ記憶」として長い間記憶されます。意味記憶というのは、英単語「apple=りんご」の組み合わせのように、関連性が薄い組み合わせのことです。「エピソード記憶」というのは過去にあった出来事や体験、つまり物語、ストーリーとしての記憶です。「意味記憶」は覚えづらく忘れやすい、「エピソード記憶」は覚えやすく忘れにくいという特徴があります。
最強の学習方法
人に説明をすることが最強の学習方法といえます。人に説明をするためには、まず単純な記憶が必要になってきます。一つ一つ断片化された事象の記憶を結びつけて、ストーリーを作り出します。作り出した記憶は長期記憶に変換されます。
上手に説明するための7つの方法
⑴大きな声ではっきりを話す
みなさんも経験がないでしょうか?自信のないことを説明するとき声が小さくなってしまうということ。それでは、説明の内容が正しかったとしても、相手には伝わりません、まず、最低限必要なことははっきりと話すということが大事です。
⑵最初にポイントを話す
説明が苦手な人の話は、なにを言いたいのか理解できません。なぜなら、なかなか結論をいうことができないからです。ですから、結論や要点を先に言うようにすると良いです。
「その意見に私は賛成です。なぜなら・・・」のように「結論」+「理由」という順に述べるだけで、話が論理的になり理解しやすいようになります。
⑶話は短くシンプルに
説明が苦手な人は一つのことについて、知ってほしいという気持ちだけが先行し、文章が長くなってしまいます。話は短くシンプルにすることで相手に、理解してもらいやすくなります。英語だと結論を先にきます。例えば、I played baseball yesterday.(私は昨日野球をした。)のように最初に「やった」という結論が最初にきます。それに対して、日本語は結論が最後にきます。この文法的な観点から、日本語を話している人が謙虚で控えめ、英語を話す人はアグレッシブで自己主張が強いくなるのではないでしょうか。コミュニケーションにおいても結論を最初に持ってくることで相手にグッと理解されるようになります。
⑷例を使う
抽象的な内容を説明するときには、具体例(例)を用いることでもっと理解しやすくなります。
サメの危険性について説明するとき、結論で「サメは危険です。」だけを伝えても相手はよくわかりません。例を用いると、「サメは危険んです。例えば人を食べたりします。」サメは人を食べたりするなど、危険な生物なんだと納得がいきます。このように、抽象的なことは具体例を用いることで、理解されやすくなります。
⑸権威を使う
よくメンタリストDaigoが「ハーバード大学の研究によると・・・」と有名な大学名を出して説明している動画を見たことないでしょうか?客観的な根拠を持つことによって情報の信頼性・信憑性が増します。人は安心して情報を受け入れるでしょう。
⑹数値を使う
数値を使うことも説得力を持たせる上で重要です。数値は客観的なものです。例えば「大多数が賛成した」→「89%が賛成した」のように。客観的な数値を出すことで理解されるようになります。
まとめ
説明することが、長期記憶につながる最強の勉強方法であるということはわかったのではないでしょうか。断片的だった意味記憶を、説明することを通じてイメージ記憶に変換する。日常生活においても人に説明する機会が出てくるでしょう。その時に、書いている説明の手段を用いて相手にわかりやすく説明してみてはいかがでしょうか。
記事を読んでいただき、ありがとうございました。