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TWICEナヨンの『POP!』のMVがめっちゃミュージカル映画な件!!!

5周年を迎えたことでここ最近メディア出演が続いているTWICE。その影響で見事にTWICE熱が再燃しているのはきっと私だけではないでしょう。特にダヒョンちゃんが可愛くてしょうがありません。

これは”I CAN'T STOP ME”のダヒョンちゃんです。笑顔が可愛すぎます。

それはさておき、今話題なのがTWICEの圧倒的エースであるナヨンちゃんのソロデビュー。TikTokを中心にその振付が話題となっている『POP!』は絶賛大ヒット中です。

さて、この『POP!』のMVですが、びっくりするほどミュージカル映画の影響を受けているように見えたのでその紹介をしたいと思います。

影響元はハイスクール・ミュージカル?

まずこのMVを見て思い出すのは『ハイスクール・ミュージカル』シャーペイではないでしょうか?下記の記事のなかでもこのように「シャーペイ・エヴァンス」を彷彿とさせる破格のスケールで制作されたMV」と紹介されています。

たとえばこの”I WANT IT ALL”のシーン。原色の眩しいキラキラした世界観だったり、ショービジネスですべてを手に入れた女性の勝ち組感を演出しているところだったり、あとメイクなんかも『POP!』のMVと非常に似ているように見えます。

古典ミュージカルの影響も受けてる?

しかし、『POP!』のMVを見ていると影響を受けているのは『ハイスクール・ミュージカル』のシャーペイだけではないように思えます。もっと古典的なそれこそ1950年代のミュージカル映画からインスパイアを強く受けているように見えます。

たとえばこのシーン。1952年の名作映画『雨に唄えば』の”ブロードウェイ・バレエ”のシーンとかなり近いものを感じます。

1952年の名作映画『雨に唄えば』の”ブロードウェイ・バレエ”のシーン

繁華街を模した背景の舞台美術に、センターに構える巨大なネオン。中央を走る花道とそこで踊るスター、そしてその脇で踊る無数のバックダンサーたち。今日にいたるまで広く共有されるブロードウェイのイメージに与えた『雨に唄えば』の影響は大きいでしょう。

続いてがこのシーン。真上から円形の群舞を捉えるこのショットは、当時一世を風靡したミュージカル映画監督バズビー・バークレーが多用したバークレーショットにほかなりません。

そんな数あるバズビー・バークレーの手掛けたミュージカルシーンのなかでも、『POP!』のシーンにめちゃくちゃ似ているのが水泳スターとして人気を博したエスター・ウィリアムズが主演を飾った水泳ミュージカルの代表的作品『百万弗の人魚』のこのワンシーン。こうして並べてみると思ってたよりもずっとそっくりでした。

『百万弗の人魚』(1952年)の後半の盛り上がりのシーン。このあとウィリアムズはプールに垂直落下します。Amazonプライムでも見られるので興味のある方は是非。

また、この光る階段のシーンは『巴里のアメリカ人』のシーンにインスパイアを受けてそうです。

『巴里のアメリカ人』(1951年)の”天国への階段”のシーン。色あいこそ違えど画角はかなり似ていました。

続いてこちらの泡まみれのシーン。非常のSFチックで幻想的なシーンですがこのシーンにも見覚えがあります。そうです。1945年の映画『ジーグフェルド・フォリーズ』の最後の最後のシーンがまさにこんなシーンだったのです。

『ジーグフェルド・フォリーズ』(1945年)の"There's Beauty Everywhere"。当時の技術では泡まみれになりすぎて収集つかなくなってうまく撮影できなかったそう。

さいごに

ぱっと見ただけでもこれだけ似ているところがありました。他にも

この帽子のシーンなんかはいかにもバズビー・バークレーがやりそうなシーンだったりします(具体的にこれ!っていうシーンが思いつきませんでした……)

あえてあげるなら、『大学祭り』(1937年)のマスゲームのシーンかなあ?

ほかにもまだまだ、たとえばこのラッパの画角。これは『ララランド』でありましたしたよね。

『ララランド』(2016年)の”Epilogue”のシーンから。記憶よりずっと暗くてビックリでした。がラッパのドアップです。

とまあこんな感じで、『POP!』のMVにはミュージカル映画的要素が満載で非常に色彩的にも楽しい作品になっています。そして何よりもナヨンちゃんが可愛い!!!!是非見てください。



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