世界のなかで自分の役割を見つけること #塚本本棚
小松美羽とは、なんだ?
今日は「世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀( https://amzn.to/32BukY0 )」小松 美羽 (著) #塚本本棚
完全に自分の世界の中にいて、著書を読んでもよくわからない。しかし、それでもクリスティーズが認め、大英博物館が認め、個展をすれば9日で3万人が集まる気鋭のアーティストである。
プロデューサー付きの新しいアーティストマーケティングの成功例とも言われるが、僕には何が真実かはわからない。しかしながら、彼女は絵を描くことを心の底から自分の役割だと感じており、その熱は他者を圧倒しているように思える。
本を読んでいると、僕は現実に取り残されてしまうし、アートを理解しようとすることに軽い絶望を覚える。
【本を読んで考えた・メモ】
・彼女の絵は彼女やその周辺の人たちに話しかけるそうだ。そして周りの人たちもそれが聞き取れるようだ
・僕は絵の中に圧を感じる事があるが、意志ある魂(作者の熱を塗り込んだものという意味ではなく、霊魂のような物らしい)みたいなものは感じない
・同じ日本人現代アーティストでもある村上氏はとてもロジカルにハイアートを論じ、作品を構成していたが、小松氏は非常にスピリチュアルである
・小松さんの言葉を、そのまま日本語としてとらえたらいけないんだろうなと思う。しかし難しい。絵も難しい
・高橋氏が彼女をビジネスの世界に引っ張り上げて、意味づけをしたんだなというのはわかる
・しかしよく高橋さんはこの本を出すことを許可したなー
・タイトルは後付けだろうなと思った