どこまでやってもらう?
介護生活がはじまり、直面している問題は山のようにある。
その一つが、
『母にどこまで手伝ってもらうか』
である。
ずっと専業主婦で生きてきた母は
食事の支度、洗濯、掃除、買い物、家族のお世話
を軸に生活してきてくれた。
認知が進んだといってもこの軸は忘れていないのだ。
今もなお私たちの心配をし、気にかけてお世話をしてくれようとする。
退院後も、家族の誰よりも早く起き朝食の支度をした記憶がよみがえり
毎朝4合の米を炊きはじめた。
(厳密には大事件前から炊飯していたようで入院中掃除をしていた時、冷蔵庫や冷凍庫から大量の炊いた米がでてきて泣いた。)
その後張り紙で阻止、から内窯隠す作戦に変更。
後日詳しく記載します。笑
すべての家事を取り上げるわけにはいかないので
どこまでやってもらうのか、できるのかの線引きが難しい。
料理好きで上手だった母が、なかなかの創作料理を大量に作りはじめた。
火の不始末問題も出てきそうなので、申し訳ないが、食事の支度からは手を引いてもらうことにした。
配膳や食器拭き(洗いは私担当)
簡単な調理補助(大根おろすとか)はやってもらうことにした。
だが、時間に余裕があるときはよいのだが
時間がない時いちいち指示だしして
気にかけながらはなかなか難しい。
自分で全部ぱぱっとやってしまったほうが楽だし早い。
そんな余裕のない時は
「今日はゆっくりしててね~」なんて言ってみたりする。
実際、お皿を拭いてもらって
「拭いた食器はテーブルの上に置いてね」
というセリフを終わるまで10回位言う。
「だから~」って言いたくなっちゃう。小声で言ってる時もあるけど…
介護ってする側の器の大きさが試されているのか?って思っちゃう。
母の場合はもともとじっとしていられない性格で
人が何かをしていると手伝いたい、世話焼きな人。良いところでもあるが、これがまた正直めんどくさい。
できないのにやろうとする事が多々ある。
「じっとしてて!」
って思っちゃうし、言っちゃう事もある。
とりあえず現在は
洗濯干す、洗濯畳む、掃除機かける、クイックルワイパーかける、配膳する、食器拭く、ワンコと遊ぶ、
こんな感じでやってもらっている。
正直、二度手間になるときもあるけどまぁいいか。
作業している時の母は生き生きしていて楽しそうだから。
現在まだデイサービスに行っていないので
暇してる時間が長いのだ。
日中はアクリルたわしをあみあみしている日が増えて嬉しい。