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驚愕の事実

先日引っ越してきてから初めて母を病院に連れて行った。
今後のデイサービス、ショートステイ、介護認定などで連携を取りやすい病院を教えてもらい行ってきた。

この辺りでは大きな病院なので混んでいるのだろうなぁ、
と逗子や鎌倉の病院へ行く感覚で
初診だと何時間待たされるのだろうか?
とちょっと憂鬱になりながら出かけた。

が、思いのほかスムーズでそこまで待たず診察をむかえた。
前の病院で書いてもらっていた紹介状を見ながら先生と治療方針を決める。

先生と話しているとどうも話がかみ合わない。
私「母の認知障害は特に病名はないのですよね?」
先生「いやいや、アルツハイマー型認知症ですよ。」
私「えっ?そうなんですか?前の先生は何も言ってなかったし、年相応って言ってただけなんですが…???」
って聞いてないよー私が聞いたのに覚えていないだけ?
いや、そんなこたない。
先生も紹介状の診断書の病名を見せてくれた。
驚愕の事実!!である。

初回の面談でケアマネの方に病名を聞かれ
私「特に名前がない認知で年相応と言われたのですが、明らかに進行してる気がします。」

ケアマネ「病名がなく、よく要介護2がとれたなぁ なんでだろ…次回は少し介護度が軽くなるかもしれません。」

と言われた。その後逗子市との引継ぎでケアマネも病状を知ったと思うが、
今の今まで知らない私って…反省した。
もっとちゃんと聞いたり調べたりしなくちゃ。
テキトーすぎるだろ、自分。

病名を聞き、なんだか腑に落ちよかったって思ってしまった。
進行していく認知障害を
年相応ではなく病気なのだと
自分に言い聞かせることができ、あきらめがつく。

頭では理解しているが、
やはり元の母に戻ってもらいたいと
思ってしまう自分がいて
ふとした瞬間涙がこみ上げてくる。

悲しいでもつらいでも切ないでもない。
色々な感情が入り混じり涙があふれ出してしまう。

「編めたわよ~」と今日も母が笑顔で新作を持ってきた。
今日からはたわしではなく、コースターになったそうだ。

引き出しいっぱいになった作品たち



#介護初心者
#アルツハイマー型認知症




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