雪國こやま

ものかき 文学部の趣味で書いています

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MBTI詐欺師のわたしのこと

 私、雪國こやまは、毎日、「心配」と「不安」と「私」。”さんこいち”で仲良くやらせていただいている。  私は、基本「私」のことを「あたし」と発音するくらい快活に、ほとんどの人から「MBTI絶対Eでしょ?!」と迫られるほど明るく生きている女である。  しかし、全然そんな事はなく、実際は生粋のINFJである。 このあいだ、ゼミ合宿でMBTIを訊ねられた際、嘘をつく必要も無いのでINFJだと素直に答えたところ、ドン引きされてしまいBBQの雰囲気をかなり微妙なものにしてしまった。 な

    • 拗れ、捻れて、こじらせる 

      あらすじ 大学生の男女、社会人… 真っ直ぐだけが正解なのか、自分らしさとはなんなのか 様々なことを「拗らせ、捻れた」人間たちが織りなす、目を背けたいほどに生々しく痛々しい、鈍色の青春ストーリー 恋愛こじらせ女子 倉前園(21)の場合  1話 占める割合  倉前園は、21歳になったちょうどその日から急に、人生に占めるいろいろなものの割合を考えるようになった。 園の場合はその大部分がまず間違いなく「恋愛」である。今まで生きてきた21年間がよく見る円グラフのようなものだとし

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