過去の出来事から自分の芯が見つかった。
「おまえの代わりなんていくらでもいる。この仕事やるの?やらないの?」
「やります。やらせてください」
上司に言われた言葉に、必死に食らいついていた過去の僕だ。
「やります」といったのに、本音を言えばまったくそんなこと思っていない。今でも自分の案件でバタバタしているのに、新しい案件を持つなんて無理だと思った。
けど、この仕事を僕がやらなければ、僕の価値なんてまったくなくなってしまうと思った。それが本当に怖かった。苦しかった。それだけは嫌だから、見捨てないで、なんて気持ちだった。
不思議なもので、ふと朝マックで本を読んでいたら、過去の出来事を思い出した。
怖い思い出だけど、ふとこんなこと思った。
「やっぱり僕は変わっていないな」
今でも、強烈に猛烈に、僕は代わりのきく存在なんてクソくらいだ、と思っている。
だから僕はこの後の人生を考えたとき、文章を生かした「ライター」をやろうと思ったけど、勝手なイメージで偏見で、誰かのインタビューやネットで話題のテーマを書こうと思っても僕は無理だな、と思ってしまう。
(きっとライターの仕事はそんなことないと思う。僕の偏見だから、ご勘弁を)
僕はライターよりも、どちらかというと、自分にしか書けない、表現できないことを書きたい。だから、ライターよりコラムニストのほうがピンとくる。自分の体験談を書くことだったら、気持ちが高ぶる。高揚する。
真似もできない、似たりもしない、そんなことを表現していきたい。
これが僕自身の「欲」の根源だと思う。
代わりがきくんだったら、僕じゃなくてもいいと思ってしまう。
実は、人一倍さびしがりやで、人一倍承認欲求が強いんだ、と今気づいた。別に、週末に誰とも会ったり電話したりはしないけど、
必要とされたい。
「誰かに会いたい」ではなく「古山に会いたい」と言われたいというのが本音なんだと思う。
だからこそ、僕はもっともっと独自の道を歩いていこうと決めた。
みんなが~、人気だから~、に左右されずに、
「古山さんって、癖強めですよね(笑)」
「古山さんって、独特ですよね~!」
を目指していきたい。
さっきふと、都道府県をすべて制覇している人は、どのくらいいるんだろう?と検索してみた。ネット情報だが、そのアンケートによると人口の6%とのことだ。
ということは、僕はあと5県くらいにいけば、その6%に入れることになる。
ほらね。やっぱり、誰もがやっていないことに、興奮をしている僕がいる。
自分なりのやる気スイッチを見つけた気がした。
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