嘘と向き合い考えることが、誠実に繋がる。
嘘をつかない人なんていない、これは事実だ。嘘は大きく分けて、2つある。「人を喜ばせる嘘」と「人を傷つける嘘」だ。
嘘はなければないほどいいだろう。ただ、わたしは「人は喜ばせる嘘」は許容してもいいと思っている。好きな人があなたのためにご飯を作ったとして、それがマズかったとしても、それは美味しいだ。客観的には不味くても、第三者からしたら食べたもんじゃなくても、好きな人の愛情が混ざっていれば、それは美味しいになる。これは嘘と言われれば嘘だが、嘘ではないと言えば嘘ではない。人を喜ばせるための嘘はいいだろう。
問題は、人を傷つける嘘だ。
この人を傷つけるというのも、2つ分けることができる。「短期的に傷つくもの」と「長期的に傷つくもの」だ。人を傷つけてはいけない。ただ、もしも仮にだ、傷つけてしまうことになってしまったら、なるべく「短期的に傷つくもの」にとどめなけばならない。それは、人間としての義務だ。死守しなければならないところだ。
僕たちは、世のため人のために生まれてきたはずだ。自分のための自己満足で人生を終わらせることなく、世に少しでも還元することを求められている。
「世に還元」というのも、難しく考える必要はない。あなたが仕事をして、働くこと。それは、必ず世のため、人のためになる。誰かの困りごとを解決することが仕事だ。あなたが直接・間接に関わらず仕事をすることで、誰かを救っている。それは間違いない。だから安心してほしい。
もしも、あなたが付き合っている人のことを好きだけど、結婚を考えられないとしたら。こんな状況があったとしたら、相手のことを考えて、別れを切り出さないといけない。
好きで一緒にいたい気持ちはわかる。
ただ、未来がないとしたら、それは「短期的に相手を傷つける」ことになったとしても、「長期的に相手を傷つけてはならない」とわたしは考える。
そのままだらだら付き合い続けていたら、相手は傷つく。
今までに過去のメントレでケースでこんなことがあった。
7年付き合っている彼に、結婚の話を出したら、「何言っているの?僕既婚で子供いるけど?」って。そんな話あるか?怖い話。おばけより怖すぎる。こんな事実があったんだ。
あなたが上司で、部下が精神的に参っているとする。
今、その部下に仕事をやめられたら、相当困る状態。仕事が回らなくなるかもしれないとしても、
あなたは勇気をもっと、その部下の気持ちを尊重することだ。
もしも、引き留めすぎてすぎてしまった場合、その部下の心は壊し、再起するまでに時間がかかることなるからだ。
「わかった。やめていいよ」ということだ。あなたはやめてほしくないという本音があったとしたら、これは嘘になるだろう。ただ、仮に自分が傷ついたとしても、相手が長期的に傷つくことは阻止できる。
僕もメンタルトレーニングにおいて、それを常に考えている。
「本人はうまくいっていると思っているけど、この考え方だと、今後、相当苦しくなるだろうな……」
「優しい口調だと全然響いてないな……ここは少しだけ厳しく伝えないとな……」
僕だってできれば、言いたくない。
相手の思考を「もっと考えるといいよ」や強い口調で伝えるなんてしたくない。
ただ、お金を払って人生を変えにきてくれている人に対して、
僕はどのような対処が求められているだろうか。ただ肯定しているだけ、共感しているだけでいいのだろうか。
いや、違う。
短期的に傷つけることになったとしても、そのクライアントが長期的に傷つけなけばいい。その先に、幸せを願うのだ。
伝えることは、僕は傷つく。言いづらいことをいうことは、僕の精神的なダメージなる。できれば傷つけないのが、一番いい。それはわかっている。
ただ、どうしても、メスを入れなければいけないときがある。
「このままいくと別れるから、気をつけないとね」
と言わないといけないことがあるんだ。わかってほしい。毎日のように恋愛相談をしているから、そのさきが見ててしまうときがあるんだ。
仮にここで「このままでいいと思いますよ!」と言ってしまったら、冒頭で書いた「人を喜ばせる嘘」になるだろうか。なるわけない。
これはクライアントのことを舐めすぎ。クライアントの人生を軽んでいる証拠だ。ここは、本音でぶつかるしかない。
嘘をつかない人なんていない。
それほど、綺麗には生きることができないかもしれない。
だからこそ、僕は嘘と向き合っていく。
世のため、人のためになるために、僕は嘘と向き合っていく。
いつも僕の本気の記事を読んでくれてありがとうございます。
強くなるためには、弱い自分を見せること。
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