問題を歓迎せよ!ようこそ!ドラマの人生を歩ませてくれ!

「問題ってあったほうがいいんだよ」

え?

師匠に言われてびっくりした言葉だ。

なんでやねんって関東に住んでいるのに思った。だって、問題はなければないほどいいじゃないか。できれば問題なんてなければいいとさえ思っている。だから思わず「え?」と声がでてしまった。

「だって問題にぶつかるってことはトライしている証でしょ」

たしかに。

「口だけの人が問題にはぶつかれないようになっているんだよ」

うわぁ。俺これかも。思わず冷や汗をかいた。


そうなんだ、僕は怖がりだ。
問題なんてないことをどこかで願っていたんじゃないかな。
問題が起きないように、起きないように、考えていくと、新しい1歩を踏み出せない。

なぜなら、1歩を踏み出さなければ、絶対に問題は起きないからだ。

だからこそ、僕は大好きな読書をする。
本を読んでいれば、問題にぶつからないでいられる。

「もっと知識を蓄えよう!僕は全然知識が足りていないから、行動できないんだ」

そう自己正当化を繰り返して、本を読む。

本を毎日何冊も読む。
まだ足りない。
本を読む。
まだ足りない。

この繰り返し、さて僕が知識がたっぷりあって、さあいつでも行動できるぜ!という人はやってくるのだろうか。

……くるわけなんかあるわけない。

そうなんだ。ないんだ。本を読むことは重要なことだけで、現実の世界を変えることができるのは、行動のみ。

僕はこの行動をするのを恐れて、本を読むことで、問題と向き合わないようにしてしまっているのだ。

正体がわかってしまった。
なんということだ、今までは知識が足りないと思って本を読んでいればよかったのに。

僕は、問題がない人生を歩もうとしていた。

でも、冷静に考えてみて、

あなたが小説を読むとして、まったくなんのトラブルも事件も起こらない話を最後まで読み進めていくだろうか。

平坦な毎日の映画を2時間を見ることはできるだろうか。


無理!無理!そんなの無理!


問題、トラブル、事件が起きるからこそ、どんどん面白くなっていく。

僕はもっとドラマや映画のような人生を生きようと思った。

問題は歓迎しよう!


僕の人生を輝かせてくれ!

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