小蝿は常に付きまとうもの、目標を見て無視せよ。
「もーうざいわ!」とキレてしまった。
普段怒ったりイライラしたりすることは、人よりも少ないと思う。そんな僕がすごくイライラした。
というのも、筑波山に登っているときに、小蝿が永遠に僕にまとわりついてきたからだ。手で何度も追い払ってもダメ。何度も何度も。休憩してもダメ。すれ違う人たちも同じく、小蝿に悩まされてみたいだった。すれ違う人に「小蝿やばくないですか?」と言われたり、友人同士が話していたりもした。
そんな状況で僕はこんなことに気付かされた。
「あーこれって人生と同じだな」と。
というのも、何かの目標に向かっているとき、周りからはあーだこーだ言われるからだ。
批判や否定な言葉も当然言われるし、そこまでいう?というような酷く強烈な言葉も言われることも多いだろう。
その否定や批判で諦めてしまう人も事実として、多い。
だから僕は、小蝿はうっとおしくても、無視をすることにした。
なぜなら、僕は「頂上に向かう明確な目的があるから」だ。どんなに小蝿がうるさくても、だからと言って僕が登山を諦める理由にならない。
しかも、その小蝿の影響というのは、うっとおしいが、それくらいだ。長袖長ズボンなので、刺される心配もないし、大きな怪我にはつながらないだろう。せいぜい集中力を削がれるくらいだ。
ただ集中力を削がれたりイラっとしたら、まずい。このメンタルだと足を滑らせたり、足を踏み外したりする。山では命取りになるのだ。
だから僕は小蝿のうざさを受け入れることにした。
これは、人生も一緒かもしれない。
僕は本を書いているが、アマゾンレビューに酷いことを書かれる。
必死に人生を懸けて書いているのに、
「1mmも役に立たなかった」と平気で書かれる。
昔の僕は相当に傷ついていた。
さすがに、もう受け流せるようになったわけだが、これから同じようなことがあったとしても、登山で会った小蝿だと思うようにしようと思う。
もちろん、ありがたい否定や批判は、感情的に酷いことは書かれているが、内容はズバリ「確かにそうだ」と思うことも多い。だからありがたいし、反応をもらえることはありがたいとも思えるようになった。
明確な目標に向かうと、必ず邪魔が入る。
あなたが本当に叶えたい、ものだとするなら、
今回の小蝿のように、スルーするのが賢明だ。間違っても、小蝿によって、あなたの明確な目標を諦めることになってはいけないのだ。
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