見出し画像

普段から予定を入れる癖をつける。

「えー混んでいるー」

やってしまった。急に髪が伸びたことが気になって切ろうと思った。軽く切りたいだけだから、いきつけの銭湯の併設されている髪を切るところでお願いしようとふと入った。
券売機があるところで、横に並ぶ男性。

「まずい、きっとこのひとが先に購入したら、そのあとなってしまう。このひとの前に、チケットを購入しなければ…」

と思った瞬間に、はかなく敗北が決定してしまう。

さて、チケットを購入して、理髪店に並ぶ。待っている人いない。名前を書いて待つ。
ただ、30分経っても、自分の番がやってこない
ここは名前を書いた順番だそうだ。
ふらっときた人が、呼ばれ、待っている僕を抜かして入っていく。悔しい……。

気づいた。常連さんは、銭湯に入る前に「名前だけを書いて銭湯に入る」のだ。
それで上がってきたところで、少し待ち、理髪店に入る。さすが常連さん。

それがここの公になっていないルールなんだろう、そう思った。


僕はずっとお店の前で、本を読み、この記事を読み、1時間待っている。
時間を無駄にはしていないのだが、どうも悲しさが襲ってくる。

予約すればよかった。

なにごとも、自分の思い通りになんていかないないんだ。
人生は自分中心に回ってなんていない。

この現実が目の前にある。
そりゃそうよ。予約なしに飛び込みで入ったわけだから。

よくマッチングアプリの相談を受けるとき、

「男性が食事に予約を入れてくれなかったんです」と話を聞く。

女性にとって、この"食事の予定を入れる"ということのポイントが高いわけである。

学んだ。予約を入れられるものには、予約を入れる。

それを守ろうと決めた。
だって、その方がこんなロスタイムを味わないですむ。


……。
いくらなんでもおかしい?
全然、僕の番がこない。

さすがにおかしいと思って、店員さんに話しかけてみると、

僕の「こやま」と書いた言葉にチェックマークが付いてあった。もう完了したと思われていた…なんじゃそりゃ。

予約も大切だが、
あまりにおかしいときは、店員さんに声をかけるというコミュニケーションをとることを忘れない、僕はそう学んだ。

ここから先は

0字

■「自己肯定感を上げる」サークル ■1000文字の記事を毎日更新(月30本) ■メンタル、自己肯定感…

スタンダードプラン

¥600 / 月

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?