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私設図書館もんができるまで②

前回の記事で、2021年8月7日時点までに描いていた私設図書館もんの構想を紹介しました。
最終更新日が上記の日付ですが、記憶をたどると半年ほど前から構想を書き始めていたと思います。それに伴い、旅に私設図書館をやるための物件探しという目的もできて、南は九州、北は東北に至るまでいい場所がないか探していました。

動きだしたら止まらない

ひょんなきっかけで一度物件が決まった九州では、諸々の事情により話は立ち消えになり、愛知に戻ってきました。
その九州での話が浮上した時から私設図書館もん用のSNSアカウントとか作ったり、他にも色々な準備をしていたので動きだした足を止められず、愛知に戻ってからすぐに物件探しをやろうと行動をし始めました。

まず、九州に滞在中、愛知に戻った時に出張私設図書館をやるためのレンタルスペースの予約をしました。
切り替え早くない?と思いますが、この時はそこそこ心身ともに疲れていたので、自分でもよくやったと思います。笑

そして、そのレンタルスペースこそがニシヤマナガヤの2階にあるTARIさんでした。
ここでニシヤマナガヤのオーナーさんである植村康平さんとの出会いが、前回の記事で描いていた構想を具現化するのに超重要な出会いの1つでした。

なぜニシヤマナガヤなのか?

もともと僕はこのすぐ近くで一人暮らしをしていて、その頃からこのニシヤマナガヤの1階にあるStoryCoffeeさんに通っていました。(コーヒー、超おいしいんです!)
そのうちに他のお店の方ともお話しするようになり、旅に出た後も愛知に寄る際には顔を出していて、僕の現状を話していました。

一度、旅中に寄った時、StoryCoffeeの店主さんがニシヤマナガヤのオーナーが建築家さんなので、物件の情報とか知っているかもしれないという話をしていたら植村さんが事務所から出てきて、感動の邂逅。笑

僕がやりたいことをお話していたら、物件の情報こそなかったものの、同じような想いをもって居場所づくりの活動を地域の人としているとわかり、興味を持って頂いたということがありました。

そういう方が運営しているニシヤマナガヤだからこそ、ここで出張私設図書館をしながら物件を探そうと決めました。

出張私設図書館

出張私設図書館では、本の貸出や古本販売をしながら、こういう活動がしたいんです!と来ていただいた方に下のフライヤーを配っていました。

初期フライヤー
子どもたちがくつろいで本を読んでいる様子
大人たちも本に夢中に

この出張私設図書館の時から、わりと理想の空間が出来上がっていました。
小さい人から大きい人まで色んな方が来て、本を借りたり、買っていってくださいました。

物件紹介まで

この出張私設図書館を始めたのが2021年8月14日。
ひたすらフライヤーを配りながら毎週大量の本を2階に搬入搬出するという、今思えば苦行のようなことを繰り返しながら迎えた10月。
これまた奇跡的に出会った、子供に携わる活動をたくさんしている高木茂男さんから物件を紹介していただけることになり、内見に行くことになりました。

その物件というのが、実家から徒歩7分。
そして、その物件の裏には中学からの親友がいつのまにか家を建てて暮らしているという奇跡まで。(しかも、いつのまにか子供が4人もいて、お腹には5人目がいた!)

この物件に即決。

というか、南は九州、北は東北まで行ったのに、見つかった物件が実家から徒歩7分って……。
色んな人に『アルケミスト』みたいだね。と言われました。本当にそう思います。

それにしても活動し始めてから1カ月半くらいで物件見つかるって運が良すぎますよね。

今回はこの辺で、次回は物件が決まったあたりから。

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