くらりゆらり
またやっちゃった
痛みと吐き気にくらりくらり
手応えのない昨日の記憶
手繰り寄せてみても
朧げに浮かび上がるのは
痴態と酒と誰かの香水のかほり
だけど後悔はしてなくて
むしろ清々しいのは
白い魔法の粉のお陰か
翼が生える飲み物のお陰か
いつしか楽しくなくても愛想笑い
浮かべる癖もできるようになったっけ
そんな自分が楽しくて好きよ
まっすぐ歩けない夜ゆらりゆらり
いつもより大きなベッドへダイブした
正しい答えはそこになくても
一年後には繋がる気がした
この街では私もあいつもゴミみたいなもんだ
とりあえずなんとかなって今日がきた
それの繰り返しで気づけば一年
それで世界の均衡が保たれてるなら
まあ、いっか