6月18日の似顔絵日記と英語と短歌
Fujinami Akari won 122 games in a row.
122連勝のそのあとに課題探せる人ゆえ無敵
スポーツの絵を描くのは難しいです。躍動感どころか「動き」がどうしても表現できない。漫画にしろ、イラストにしろ、簡単に描いているように見えてものすごい工夫が為されているのだと感じます。やっぱりものすごい練習と研究を重ねているんでしょうね。和田誠展を観た衝動で絵を描き始めてまだ二週間ほどの私が描けるつもりでいること自体がおかしいのだ。
その日、誰を描くかは、当日の読売新聞の写真を見ながら選ぶんですが、この選び方のおかげであまり知らない分野の記事も読むようになったのが少しばかり嬉しい誤算。藤波朱里選手のことも私は知らなかったのですが、122連勝ということは、霊長類最強と呼ばれた吉田沙保里の119連勝を越えているわけですからね。こんなすごい選手のことを知らずに生きているんだから呑気なものだ。
こうやって知らない分野のすごい人のことを知ると、つくづく自分の知ってる世界というのは狭い狭い世界なのだということを思い知らされます。もっと謙虚に生きなければ。
周りを見渡してみても、自分の知識や感覚こそが最上であり、自分の知識を殊更にひけらかし、自分の感覚にそぐわない作品は頭ごなしに否定する、というような大人は存在し、そういう人を見るたびに恥晒しだと思うので、自分はあんな風にはならないように気をつけているつもりなんですが、油断すると、いつ私もああいう恥晒しになってしまいかねず、そうならないためにも、こうして絵を描く習慣を続けていかねばなりません。続けることがまず何より大切であり、上手さはこの際、後回しでいいのです。今くらい下手くそなままのほうが謙虚でい続けられる気がする。
自分より立場の低い人に対してこれみよがしに知識や感性を自慢するしか能がない大人になり下がらないように毎日気をつけていきたいものです。
藤波朱里さんは今回の大会で優勝した後、「この大会で出た課題を修正して、もっとレベルを上げていきたい」と話していたらしい。これだけの選手が謙虚を着て歩いているんですから、私は真夏でも謙虚の十二単で挑まねば。