ピクサーのあの人気映画のエンドロールで
#MeToo の運動も確か映画業界だったよなーと思いながら「とりあえずの調べ物」に大変便利なWikipediaちゃんで調べてみたら、ここからウィキを引用しますが、2017年10月5日にニューヨーク・タイムズの記者、ジョディ・カンターさんとミーガン・トゥーイーさんが、2015年3月から性的虐待疑惑のあった映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインさんによる数十年に及ぶセクシャルハラスメントを告発する記事を発表したのが#MeToo 運動が大きな畝りとなる契機であったようです。いま、日本の映画界でも問題になっておりますが、その問題が炙り出され、社会問題となっていく過程があの頃の #MeToo 運動の畝りに似ているように思います。後から後から「私も私も」と出てくるものですから、中には「最初から言えよ」というような輩もおりますが、つまり、皆さん、何かしらの事情があって泣き寝入りをしていたわけで、そのことを「誰かが手を挙げたからといって当時何も言ってなかったくせに今更同調するなよ」という意見は何かが違うと思います。その「何か」が何かについては専門家の解説に任せたい。
いまでも思い出すのは、2017年当時の #MeToo 運動に関して番組で取り上げたときのお話でして。当時担当していた番組のDJさんが、やはり「何を今さら」とお考えだったようでして。何年か前に公開されたピクサーの人気映画のエンドロールで、女優とみられるキャラクターがプロデューサーとみられるキャラクターに対して何やら性的なアプローチをしている場面があるから、それを調べてくれ。と言うんです。なんでそんなことを調べるのかといえば、そんな、ピクサーの作品のエンドロールに採用されるくらいに女優はプロデューサーに性的なアプローチをしかけて仕事をとってきたわけでしょ?そうやって仕事をとってきたくせに性的ないやがらせを受けたといってプロデューサーを告発するのは違うんじゃないの?ということを言いたかったようなんですが、いま思い返すとやっぱりどう考えてもおかしいですよね。どう考えてもおかしいのに、その良識ある大人のDJ(男性)がその状況について「おかしい」と主張したいがために、私はピクサーの人気映画のエンドロールについて調べさせられたわけです。
同じくらいの時期に冬の歌としておなじみの
「おもて寒いよね」原題「Baby, It's Cold Outside」も歌詞について、男性が女性に性的強要をしているとみられる表現があり不適切といわれたことについて苦言を呈しておられたような気がします。そのDJさんは、コロナ禍の前にDJを辞めてしまわれたのですが、いまの日本の映画界で明るみになった、あのかこのかそのかどの子温かわからないあの方に関する問題などについて、どのような見解を述べるだろうか、なんてことを考えたりするのです。
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