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昨日の一人目の客になれた話

趣味はオープンしたお店の
一人目の客になることです。

以下は昨日書いたものです。

昨夜遅くに私の趣味に理解のある方から
LINEがありまして、
朝開いてみたら、
今日オープンするお店の情報でした。

12時オープンなら間に合うな、と
余裕かましておりましたら、
気づけば11時30分前!
新京極のお店なので、
自転車では行けないから、
歩いていかねばなりません。

京都で3店舗めらしいから、
それなりに人気の店なのだろう。
これはやばい。
間に合わないかもしれない。

四条烏丸を出発して、
早歩きしながら、半ば諦めつつ、
まぁ、もし一人目になれなくても、
新京極なら近くにきしめんの更科もあるし、
少し下がれば百錬もあれば、永正亭もある。
(この3店はぜんぶ生前、新京極の井上さんが
オススメしてくださったお店!)
そう、我ながら驚いたが、
私には一人目になれなくても、
そのお店に入るという選択肢が
全くなかった。

店はMOVIX京都の向かいにあると
聞いていた。
新京極通りに到着したのが11時40分。
あまり来ないものだから、
北か南かがわからず、
何回か往復しつつ、気ばかり焦る。
そんなときに限って靴紐がほどける。

どうしてなっの〜
今日にかぎって〜

靴紐が無い分、
安いサンダルのほうが
マシだったかもしれない。

汗だらだらで到着したら、
無事誰もおらず、
さらに嬉しいことには
タッチの差で男子3人組が、
私の後ろに並びました。
この「ギリギリ勝ち!」っていうのを
最近は味わっていなかった。

男子のうち1人が、
「一人目になってたら、
なんかサービスあったりするんかな」
と言いました。

うんうん、あるかもね。
しかし、あったとしても、
そのサービスを受けられるのは
君たちじゃなくてこの僕だけどね!

男子のうち別の1人は、
「俺、沖縄でインターンするわ」と
言っておりまして、
それは僕の知ってるインターンと
同じインターンなのかな、と思いました。

11時55分頃、
店内にいた責任者っぽいおじさんが、
「お待たせしました。どうぞ」と
促してくれたので中に入り、
初々しいような、
もう別店舗で研修してるので、
慣れてますんで!というような、
とにかくいい感じの接客の女性に
パフェを注文すると、
「お持ちしますので、
2階の席でお待ちください」とのこと。

いやはや、
一人目の客になるのは、
やっぱりいつも気持ちいいもんだ。
と思い、気分よく2階に上がり、
客席へ目を向けると、
タブレットを開いて
シュッとしたサラリーマンが、
何か作業をしており、
机にはお店のものとみられる
ドリンクがありました。

きゃ、きゃ、きゃ、客????
誰やおまえ!
刹那、脳内には
前前前世のイントロが流れました。
君の名は。
関西弁なら誰やおまえ。

確認はできませんでしたが、
客でなかったと信じたい。

11月18日11時、
新京極六角にオープンした
マッチャハウス新京極の
一人目の客は私です。


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