簡単に延長するなよ
令和3年5月7日の日記
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今シーズンのプロ野球は延長戦がなくなりました。9回裏が終了した時点で両チームが同じ点数なら引き分けになります。この変則ルールが結果にどう作用するのか、素人の私にはわかりません。9回で終わるから選手層の薄いチームにもチャンスがある、という人もいれば、浅いイニングから勝負手を打てるから、やっぱり選手層の厚いチームが有利であることは否めない、とか、いろんな考え方があるようです。プロ野球OBの皆さんの意見は一つひとつが納得できるものばかりで、それはAさんが言っていることと、Bさんの言っていることのどちらともが納得できるのに、AさんとBさんの意見は正反対だったりすることもあり、実に面白いものです。
とはいえ、外からああだこうだ論じるのは簡単なことで、実際に采配するのは監督で、プレーするのは選手です。選手にしろ監督にしろ、延長がなくなったことで、ペースはつかみやすくなったのでしょうか。そうでもないのでしょうか。例えば中継ぎの投手なんかは、毎試合毎試合、ブルペンでいつ声がかかってもいいように、ウォーミングアップをしておくそうですが、延長がないと最初からわかっているので、試合展開によっては、今日は俺の出番はないな、という判断が通常よりも早くなされる、ということはあるのかもしれません。
監督はといえば、9回で試合が終わるのですから、切り札的存在の打者を代打に起用するタイミングがいつもより早めになったり、早めに手を打ったばかりに最後の最後、あと一歩で逆転!というときに守備固め的選手しか残っていない、、、ということになってしまったり、投手交代のタイミングにしても、いつもとは違うから、勘所が難しいかもしれません。それでも今シーズンは、開幕前に延長はしないと決められていますから、慣れないなかで探り探り対策しながら、毎試合、お客様に満足してもらえるよう、頑張っていらっしゃるわけです。監督も選手も、不慣れな環境のなかで、最適解を求めながら試行錯誤しているシーズンであり、成功失敗はその日その日の試合のなかで、そりゃあ出てくるでしょうし、贔屓のチームが連敗続きだったりしたら、腹が立つのは仕方がないですが、それでも12球団見渡してみて、普段とは異なるシーズンに向けて、手を抜いている球団はありません。下位に低迷しているチームでも、必死にもがき苦しみながら光明を見出すべく奮闘しています。
政府が東京・大阪・京都・兵庫の4都府県に5月11日まで発令している緊急事態宣言について、5月末まで延長する方針を固めましたが、宣言下、政府は何か必死に国民のためにやってきたでしょうか。もがき苦しみながらでも光明を見出すべく、何か奮闘したでしょうか。あかんかった、はい延長。あかんかった、はい延長、あかんかった、はい延長。そんなことがたやすく許されていいのかしら。
9回裏終了時点で15対0で負けているほうのチームが特権により18回まで延長を決めたところで、勝利する見込みがどのくらいありますか。15点とられる前にどの程度の対策をしてきましたか。その対策はファンにとって納得のいくものでしたか。9回裏終了時点で15点差が付いているものを延長したところで、差が開くだけではありませんか。まずファンが見たいのは勝利に向けてどれだけ一生懸命に采配したかだと思うんです。好きなチームをもうこれ以上嫌いになりたくありません。どうか、お願いです。必死の采配を我々ファンに見せてください。
お願いします。佐々岡監督!!!
#令和3年5月7日 #コロナ日記 #太陽日記
#プロ野球 #延長 #緊急事態宣言 #note日記
#毎日note #毎日更新 #新型コロナウイルス