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家づくりの情報発信にネタ切れは無い
YouTubeなどで家づくりに関する情報発信する建築関係者が多くいます。
情報の届ける先(視聴者)は「家をつくるエンドユーザー」です。
有益な情報をたくさん発信している方でも、
必ず口にするのが「ネタが無い」という言葉です。
情報を発信し続けるうちに出てくる悩みのようですが、
家づくりの情報発信に「ネタ切れ」はありません。
「ネタが無い」という時点で、視聴者である「家づくりをするエンドユーザー」が見えていません。
家づくりの情報発信をするYouTubeチャンネルの視聴者は「家づくりをするエンドユーザー」です。
このエンドユーザーは、流動しています。
YouTubeチャンネルのファンじゃなければ、視聴者は入れ替わり続けているのです。
もし、家づくりに関する有益な情報が50本の動画でまとまるのであれば、これだけで十分なのです。
この有益な情報50本の動画をアップデートし続けるだけでよいのです。
例えば、家づくり情報50動画の本年度バージョン、
来年度バージョンのようにアップデートし続けます。
YouTubeチャンネルに訪れた視聴者は、50本の動画を観れば家づくりの情報は得られるため、
無駄に多くの動画を視聴する必要がありません。
より深く学びたい方は、違う年度のバージョンを視聴することで、
知識が深堀されます。良いことだらけです。
ここが見えていないと、ずっと新しいネタを探し続けます。
新しいネタを探すうちに、本質から逸脱するチャンネルもあれば、
エンタメ系に走り出しバズることを意識するチャンネルもあります。
そうしているうちに、無駄に動画数が増えていき、
視聴者である「家づくりをするエンドユーザー」は、
どの動画を観てよいのか迷子になってしまいます。
そうならないためにも、
今一度、誰に向けた何の情報発信かをしっかりと考える必要があります。
ちなみにYouTube「構造塾」チャンネルは、
2020年5月28日に配信をスタートし、ほぼ同じ内容を毎年バージョンアップしています。
2020年に、かなり多くの動画を一気に配信、
2021年には、2020年動画の中で特に重要な動画をバージョンアップして配信、2022年、2023年と、基本は2020年動画のバージョンアップを繰り返しています。
耐震等級3の必要性など重要な内容は、毎年バージョンアップしています。
このネタの繰り返しが、家づくりの情報発信には重要です。
ぜひ、そんな視点で情報発信をしてみてください。
ネタ切れの苦しみはなくなります。