施主と業者のレベル差
ここ最近感じることは、施主と業者のレベル差です
2020年のコロナ感染拡大から、建築系YouTuberと呼ばれる方々がYouTubeで情報発信を始めました
その影響で、住宅情報をYouTubeで勉強するお施主様も増えていきました
その勉強しているお施主様のレベルが高い!
耐震であれば、耐震等級3はもちろんのこと
計算方法が許容応力度計算、品確法の計算があること
この計算のレベル差まで知っています
(YouTube「構造塾」チャンネルでしっかり解説しているため)
その他、断熱気密についても、とにかく詳しい!
(既に、知識が追いつかない・・・)
そこで起きていることが
施主と業者のレベル差です!
ここで言うレベル差とは、施主の知識に業者がついていけていないということなんです
実はこれ、業者選びに失敗しているのですが
そこに気が付かず、話を進めているうちに
「話が通じない」、「ほしい性能が理解されない」などの違和感が出てきます・・・
そうなんです
お施主様の知識に業者が追いついていないのです
まず、お施主様が家づくりの勉強をする最大の目的は
「良い業者を選ぶこと」なのです
ここを見誤ると、この先、同頑張ってもお互いストレスしかありません
お施主様からすれば、
とにかく話が通じません・・・
耐震等級3を求めても、いらない、過剰だなど、やらせないように誘導します
計算方法を話しても、許容応力度計算と品確法の違いがわからないレベル
建築業者からすれば
面倒なことばかり言う頭でっかちな施主
こんな風に捉えています(自分が知識不足なのに認識なし)
こんな状況は当面続くと思います
お施主様の勉強は続くでしょう
であれば、次は業者がもっと勉強しなければいけません
勉強しなければ、「選ばれない」ことが加速します!
そして、本当に淘汰される時代が来るかもしれません・・・
ある意味、住宅業界の底上げに繋がるかもしれませんね