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明鏡止水〜武のSEKIGAHARA〜

本日(令和5年8月16日)夜11時よりNHK総合にて放映の「明鏡止水〜武のSEKIGAHARA〜」についてお話させて頂きます🙇

一流の先生方と共演させて頂き、生涯の想い出になりました。

この番組で私は、甲斐武田の軍で培われた武芸である「指牙之術」(山家當流甲冑組討鎧徹之傳)および諏訪神流の万徳傳より「大鎌(軍鎌)」を演武させて頂きました。

このうち山家當流は練兵堂・川上仁一宗師家より伝えて頂きました🙇
また家伝にも同系の(馬場流小具足組討必勝傳)があり、こちらも演じましたが残念ながら本編には使用されませんでした💦

私のスタンスとして武芸は、人前でひけらかすものでは無く、一生に何度あるかも分からない危機に向けて、後悔なく向き合うことができるように日々稽古を積んでいくと言うだけの話であり、基本的にはメディアの露出は無しと考えています。

ただ例外として、旧主の恩、先祖先師への恩、それを育んだ地域への恩返しに関わる活動に於いては、真面目な対応をすると言う条件で取り組ませて頂いています。

制作の森脇さんとのご縁は、柔芯躰メソッドの稲吉優流先生や護道の廣木道心先生よりご紹介を頂き、私の稽古を体験して頂いたところから始まりました。

合気道をはじめ各種武道に造詣が深い氏が、私どもの独特な身体遣いを面白がって汗を流して下さったのが印象に深うございました。

次にお会いした時、テレビ出演についてお話があったのですが、元々「見ざる言わざる聞かざる」の「お言わず」の伝えですし、ご共演くださる各流派の先生がたの御名前を聞いて、はっきり言って躊躇してしまい「私のところみたいな田舎兵法で、素性もハッキリしないところで良いんでしょうか?💧」と正直な所を申し上げましたが、その後の制作スタッフの方も含めての入念な会議や、制作の皆さんと稽古を共にする中で、その熱量に私の疑念は徐々に安心に変わってまいりました。

ロケも二転三転有りましたが、大変有意義で、実際放送に使われるかはわかりませんが、丸一日掛けて汗まみれで撮影しました。

さてスタジオ撮影当日、砧スタジオに入ると入り口の案内板に私共の名前と楽屋番号が………💦

長野の田舎から、とんでも無い所にきちまっただ……と弟子のヒライ君とともに色紙を持ってウロウロ…したかったのですが、そこはグッと堪えてメイクからのリハーサル、そして本番です。

一番強烈な印象は、岡田准一さんが楽屋入りした瞬間です。

「岡田さんはいりま〜す」で、広いスタジオの空気がピリッと変わりました。

「ノブナガが来た!あ、座った!あ、脚を組んだ!!」普通にしてるはずなのにド迫力です。

そう、岡田さんの纏うオーラは明らかに常人のそれではなく、大河ドラマ「どうする家康」の織田信長そのものに見えました💦

共演して下さった各名流の先生がたも、負けず劣らず存在感が凄かった。

新陰流の柳生先生、一刀流の矢吹先生、タイ捨流の上原先生と山本先生、宝蔵院流の駒喜多先生と言う当代一流の皆様と席を並べさせて頂いたのは、光栄という他なく、またその受け継いで来られた技の迫力や理合の精妙さ、志の確かさは長い時を潜ってきた凄みを感じました。

ここは皆さん放送で確かめて下さい。

時折決壊寸前の岡田さんの武術愛を、サブMCのケンコバさんの絶妙なアシストで受けとめ、ゲストの松本まりかさんの真剣・真摯なご様子、ジャンポケ太田さんの心配りも光っていました。スタッフの皆さんも慣れない私達に気遣いくださり、アクシデントもなく気がつけば収録が終わっていました。

皆々様、ご一緒させて頂きまして本当に有難うございました🙇✨✨✨

こぼれ話ですが、私が本番で岡田さんに「この先生はね〜ガチ◯◯なんですよ~」と、誠に過分な?ご評価を頂きました🤣これで公認の◯◯と相成りました。なんて言われたのかは放映でご確認下さい✨マツカゼ光栄っ💕

さて、こんな感じで今日はドキドキ&楽しみな一日なのであります。

乞うご期待、です。


https://www.nhk.jp/p/ts/M31M355Q4M/?fbclid=IwAR09lRlBua5fRlVLIzb1lVa2lqzjCxpbyLwQa6uuqIzMCpxLtqmGNLyVjqU

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