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慢性疼痛とコンフォートゾーン

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

痛みとコンフォートゾーン

について書いていこうと思います。

割と当たり前みたいな内容になるので

つまらないかもしれませんが

本当に暇な人だけ読んでください。


何かしらの本、ビジネス的情報を取り入れていれば

上記の図は見たことがあると思います。

コンフォートゾーン⇨居心地のいい状態
ラーニングゾーン⇨少しストレスがある状態(成長しやすい)
パニックゾーン⇨ストレスが強すぎる状態

というものになります。


この概念は自己啓発的なイメージが強い

と思いますが

その範疇だけでなく

いろいろな場面から考えられる

割と画期的な概念だと思います。



自己啓発的には

コンフォートゾーンにずっといると
成長ができなくなるので
ラーニングゾーンにどんどんいこうぜ

的な話だと思います。


これは痛みをもつ人にも

当てはまることができると思います。


多くの場合ですが

慢性疼痛を持つ人は

コンフォートゾーンにいることがかなり多いです。

特に運動不足だったり趣味がなかったり

する方ですね。

もちろん運動してて痛みがある人もいますが

多くの場合は深刻な運動不足です。


ここで自己啓発的なものと違ってくる点は

このような慢性疼痛の多くが

安定的環境にいるにも関わらず安定を知らない

ということです。

慢性疼痛を抱える方によくあるのが

変化の違いに気づかない鈍い身体

になっていることが結構多く

これはいってしまえば

現在地を知らない

状態になります。

自身がコンフォートゾーンにいることすら

理解していないわけなので

環境の変化に適応するのは激ムズですね。



なのでまず最初にやるべきなのは

安定を知る

ということです。

慢性疼痛を抱える方の多くは

環境の程度に見合った安定を知りません。

自己がここに確立されている

ということを理解できていないのです。


いわゆる自己定位というやつですが

初期段階はまず

安定を見つけることで現在地を認識する

というのが重要なわけですね。


ただこれで終わるのは非常に勿体無いです。

これは私の持論ですが

身体を変化させるには

ラーニングゾーンにいく必要が必ずあります。

少なからずコンフォートゾーンにいるままでは

何も変わらない。


というよりかは

人間らしさとはいえないと思います。

人間は常に環境に適応し続ける生き物なわけで

ラーニングゾーンがまさに

この働きを高めてくれるわけです。


ただもちろんラーニングゾーンにいきなり

突入するのは非常に怖いです。

だからこそ

トレーナーがいるんじゃないでしょうか?


トレーナーは

ラーニングゾーンにいても案外楽しいんだ!

ということを教えてくれる存在だと思います。


最近講習会で参加したLMSは最たる例で

恐怖心という最初の壁を認識し

それを乗り超えて動作を完遂する達成感というのは

まさに

コンフォートゾーンから抜け出す

状態なわけです。


ピラティスやヨガのような運動療法も

もちろん重要ですが

このようなアクロバティックな運動こそ

人間らしさ

を引き出せるんじゃないかと思います。


本日はこれで以上です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

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