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サラリーマン理学療法士、大量発生の原因

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は理学療法業界の現状について触れていきたいと思います。

この業界は毎年1万人も生まれ

そして病院や施設などさまざまな現場で活躍しています。

しかしこのごろ、いわれているのが

理学療法士の質の低下です。

人数が増えた影響もあるとは思いますが

治療をルーティンワークのように回す(業務作業)

サラリーマンPTが山ほどいるわけです。

なぜこのような状況になったのでしょうか。

私なりの見解を述べていきたいと思いますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。


原因は何か

それではいきなり結論からいきましょう。

原因は・・・・・・・・






国家試験が簡単だから

と私は考えています。

正直なところ資格自体そんなにいらないと

個人的には思っていますが

はっきりいって理学療法士になる基準がぬるすぎると考えています。


私の時の国家試験

毎年2月ごろに行う理学療法国家試験ですが

私は2021年度の卒業のため

第56回を受けました。

実は国家試験は5回周期で難しくなるといわれているのですが

ちょうどその年でした。

私は学生時代は不真面目極まりなかったため

年越しをするまで本格的な勉強はしていませんでした。

クエスチョンバンクで興味のあるところをやって

答えを覚えていたぐらいでした。

そのため1月のはじめからちゃんと意識して勉強し始めたわけですが

割と合格はできました。

その期間1か月半。

「自慢かよ」と思われるかもしれませんが

自慢です。

しかし私の周りは同じ時期から勉強を始めた人が

実は4,5人ほどいました。

つまり同じような状態で受けた人が少なからず

そのぐらいいたわけです。

そしてその人たちも合格しました。

結局難易度なんてその程度ってことですね。

ちゃんとポイントを把握していれば合格できてしまうんです。

私はこの職業は医者と同じレベルの知識量が必要だと思いますが

そもそもの試験の難易度が違いすぎて

どうしようもないわけです。

こまったもんですね。


サラリーマンPTはなにもの?

このようなPTは何者なのかというと

一言でいえば

仕事に熱意がない人たちです。

この理学療法の世界になんとなく入ってきたような人だと考えます。

しかし私はそのような人自体はいていいと思います。

単純に求められているからです。

病院では需要がなくなってきていますが

施設ではむしろ足りないぐらいです。

いるのが悪いのではなくて

増えているのが悪いんです。


なぜ増えたのか

なぜ増えたのかといえば

前述したとおり理学療法士になる基準が甘いからだと考えていますが

もっと直接的な表現をすると

馬鹿でもなれるからです。

まぎれもない暴言です。

不快になった方はここで読むのをやめてください。

しかし考えているようで考えていないPTって

ほんとうにたくさんいるんです。

そして考え抜かなくても割と「治って」しまうのが

この理学療法の曖昧さゆえの欠点です。

私の「治った」の定義とはかなりずれているため

理解しがたいところはありますが。

ちなみに私のいう馬鹿とはなにかというと

自分の無知を自覚できていない人です。

というか自覚していれば

少なからず理学療法がルーティンワークにならないはずです。

「理学療法はこんなもんか」と思っている方は

ただの勘違いと傲慢さそのものと断言します。

患者さんをしっかりみていればそのような結論にはなりません。

ソクラテスを見習ってほしいものです。


国家試験は難しくするべきか

だから難しくするべきかといわれたらそうも思いません。

その理由は簡単で

理学療法士の社会的地位を考慮すれば難易度をあげることは愚策だからです。

高給でもなく世間からの認知も低いこの職業では

国家試験の難易度をあげるメリットはみじんもありません。

ですから現状理学療法士の質を高めるには

一人一人の意識を高めるほかありません。

あとは社会的地位をあげることですが

これは国会議員になってどうこうという規模の大きい話になるため

現実的ではないといえます。


まとめ

・国家試験の難易度が低くある程度質が担保されていない
・なんとなくでなれてしまう現状がある
・国家試験の難易度をあげることは難しい
・結局のところ個人の問題


いかがだったでしょうか。

こんなに暴言を吐いておいてなんですが

私はこのままでいいと思っています。

なぜかといえばもう理学療法士は供給が需要を超えており

競争が激しくなります。

結果的にそのようなPTは蹴落とされる運命です。

実感のわかない話かもしれませんが

準備をしておいて損はありません。

みなさんともに頑張りましょう。

いや、この記事を見ているあなたに負けないように

私は頑張ります。

本日はこれで以上です。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


参考・引用文献
1)俺



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