【酔狂的空想】子供部屋おじさん&ギャルゲーオタク未来人説
タイトルからして誰得記事なんだ、とセルフツッコミを入れたくなるが、まあいい。今回はちょっとした空想を記事にしてみる。
オタクの街アキバこと秋葉原が最近変わってしまった、とネットで聞き、昔の秋葉原の動画を検索してみた。で、まあ例によってギャルゲーやフィギュアに萌えるオタクたちの姿がクローズアップされていたわけだが、スタジオの反応が今と比べると冷ややかな印象を受けた。今でこそクールジャパン戦略だなんだとかいってオタクも大衆化・国際化して一定の市民権を得たが、かつては危険集団かのような扱いがされていた。例の「宮崎事件」あたりは特に風当たりが強かったらしい。
また同じく、一時期ニートやひきこもり、子供部屋おじさんも、かなり社会問題として報道されたように記憶している。「働いたら負け」と口にする彼らに対し、一部の「ご立派」な「社会人」氏が苦言を呈する、といったような構図だったように思う。
かくしてかなり叩かれた彼らであったが、正直今の重税・重労働社会及び過剰多様性時代を見ると、彼らに一定程度の妥当性、というか先見性があったと評価せざるを得ないような気がしてきた。
給料は上がらないのに税金は上がる。生活が苦しくて保護を申請しても難癖つけられて却下されるのに、外国人の申請はなぜか通る、など今の日本が狂っているのは皆さん御存知の通りである。こんな状況で積極的に働きたいと思えないのは当然だ。今ほど社会が狂っていなかった時代であれば、「働いて税金を納める」ことを美徳として語ってもよかったのだろうが、今では税金が悪いことばかりに使われているせいで、納税は誇りではなくむしろ恥だ、と考えても過言ではないような状況になってきた。まあ致し方あるまい。これも「今だけ金だけ自分だけ」を追求してきた結果なのだし。さっさとやめればいいのにと私は思うが、利権の虜になってしまった「方々」には無理なのでしょうな。我らが庶民は素朴に生きましょうや。
次にギャルゲーやフィギュアに萌えるオタクについてだが、彼らもやはり初期の報道では、「現実の異性に興味が持てない倒錯者」かのような印象操作がされていたように思う。
ただ、これも昨今の情勢を鑑みた場合、彼らオタクたちに一定の合理性があったことは否定できまい。端的に言うと人口爆発の抑制に彼ら(の一部)は貢献している。
最近世界中で不法移民が問題になっている。海外はその対策に乗り出しているが、日本は周回遅れで、むしろ放置しているのもご存知のとおりだ。
誤解の無いように言っておくが、移民の全てが悪いわけではない。その国の歴史や文化や伝統を尊重した上で、誠実な定住に向かってくれるなら、大きな問題にはならないだろう。ただ、実際には自分の都合を一方的に押し付けるバカが多く、その対策に苦慮している。しかもたちが悪いことに、彼らの一部は家族を連れてきて、繁殖行為に励むことでその数を増やす。それが新たな軋轢の温床となるのだ。
産業革命・市民革命と手を組んだ資本主義経済は、放置しておくと無尽蔵の人口増加が起きてしまい、その管理が煩雑になっていく。かつては食糧生産や医療の技術が今ほど高くなかったために、定期的に飢餓や疫病が発生し、人口の爆発的増加が抑えられていた。しかし、産業・情報・流通革命によって食糧生産・医療・防災技術が向上したことで、人が「死ななく」なった。にもかかわらず、人類は繁殖を控えようとしないものだから、人口はどんどん増えていく。
増えすぎた人口はどうなるか。かつては難癖つけて戦争を起こし、その数を減らしていたが、人権が保障された現代でそんなことは(大っぴらには)できないし、核兵器がある現代では人類が全員吹っ飛ぶリスクだってある。よって人口を減らせない、でも彼らの食い扶持は用意しないといけない、となると、選ばれる道はいわゆる帝国主義、植民地主義である。海外に市場と住処を求めて、人・モノ・サービスを移住・移動させるというわけだ。
当然、移住・移動先と本国では文化や価値観が異なるため、しばしばというか頻繁に対立が起きる。
今日本では不法移民やオーバーツーリズムに困った被害者面をしているが、日本だってかつては満州への移民や、アメリカへの自動車のダンピング輸出、バブルの金にまみれた海外旅行でマナー違反を行い、反発を食らっている。何が言いたいかというと、歴史は「因果応報」すなわち自分がやったことは自分に返ってくるということである。
ギャルゲーやフィギュアに萌え、現実の異性に興味が持てなくなった彼らが、恋愛や結婚をせずに一生を終えたと仮定しよう。この場合、彼らは人口の再生産という観点では貢献できていないものの、人口の抑制という観点では貢献していることになる。今日本は貧困国になっており、移民の侵略も起きているため、無闇に人口を増やしたところで海外に出稼ぎに行くだろう。あるいはそもそも日本から出ていき、日本国内の産業に貢献してくれるかどうかも怪しいものだ。
人口抑制の政策としては中国の一人っ子政策が有名だ。簡単に言うと、
「キャッキャウフフし過ぎて子どもポンポン作るんじゃねえぞお前ら」
というわけだが、あまり上手くいかなかったらしい。
これに学んだのかどうか知らないが、日本は二次元コンテンツを充実させ、オタクたちの囲い込みをすることで、彼らに充足感を与え、生殖及びそれに類する行為から遠ざけ、人口の過剰を抑制した…と評価できなくもない。
もちろん、これは私の勝手な妄想であり、何らの根拠もないのであるが、資源に限りがある以上、永遠に人口と経済が発展し、全員が豊かになるなどということはありえない。どこかで綻びが必ず出てくるし、いつかはその対策を講じなければならない。しかし、一人っ子政策のように「上からの命令」が上手くいかないことを学習している我が国では、「二次元」に目を向けさせることで、あくまで「自主的だと感じる」ように、恋愛や結婚への興味を失わせ、人口の抑制を図ったわけである。これはいわば「二次元植民」ともいえる政策だったのではないか、私は邪推だとわかっていつつもそのように考えている。
オタクたちが世間やマスコミの偏見に耐えながらもギャルゲーやフィギュアへの傾倒をやめなかったのは、ひょっとすると今日の頽廃的未来を予見していた、あるいは今日からタイムスリップしてきた(当時における)未来人だったのかもしれない。
まあ全部私の妄想なんだけどもwww