【マイナーゲーム紹介】『ミズパックマン メイズマッドネス』(PS1)~究極のシンプルパズルゲーム~
0.はじめに
今回紹介するゲームは2000年にPS1で発売された『ミズパックマン メイズマッドネス』です。Amazonの価格がやたら高かったのですが、プレミアがついたんでしょうか。たしかに、ブックオフでもあまり見かけません。
言わずと知れたナムコの名作アクションパズル「パックマン」の姉妹作です。が、本家パックマンは知っていても、「ミズパックマン」の方は知らない方もいるのではないか、と推察します。そこでこの記事の出番です。
子どもの頃から好きで、たくさん遊んだ本作の魅力を語っていきます!
1.レビュー
このゲームは
「究極のシンプルゲー」
です。
どういうことか。
シンプルゲーで有名なのは「マリオブラザーズ」シリーズだと思います。方向キーとA,Bボタンしか使わないシンプルな操作性。それでいて奥深いゲーム性。世界で大ヒットしました。
しかし、こと「シンプルさ」については本作の右に出るものはないと言えます。なぜなら、本作は「方向キー」しか使わないからです。
ステージにあるフルーツとパックドットを集め、敵であるゴーストをかわし、ゴールへ向かうのが本作のクリア目標。トランポリンやスイッチ、爆弾などの仕掛けもあり、謎解きをしながら進めていきます。
そうした仕掛けを方向キーだけで動かせるゲームデザインのシンプルさ。これが素晴らしい。誰でも遊べます。難しい操作は一切ないですからね。まさしく、
「もっと評価されるべき」
作品だと思います。
(やりごたえのあるタイムアタック)
ゲームクリア自体はある程度慣れれば難しくありません。しかし、100%クリアのために必要なタイムアタックがなかなか曲者です。タイム設定が結構シビアなんですよね。私も本編クリアは小学1,2年生時代に成し遂げたものの、100%クリアは中3でやっと達成したくらいです(他にやりたいゲームがあったのも関係してはいますが)。
やりごたえは結構あります。ハイスコアを追求するのも粋な楽しみ方ですね。
(良質なBGM)
本作はとにかく音楽が素晴らしいんですよ。
まずはタイトル画面。
なんと美しき旋律・・・!!
子どもの頃を思い出して
涙が出てきそうです😭
終盤の転調が清清しい気分にさせてくれます。
続いてはこちら。
「クリスタル洞窟のくに」という雪国ステージの曲です。世界観の表現が秀逸。
涼やかさ、雪や氷の美しさ、センチメンタルな感情・・・。どれもがメロディーにしみじみと刻み込まれています。砂漠ステージの後にこれが来るから視覚的にも聴覚にも涼しくなって良いんですよね~。
次はこちら。
「ハロウィンのくに」のBGM。季節的には秋なので、吹き抜ける風も含まれていて、秋特有の淋しさを演出。ドラキュラやコウモリなど不気味な生き物がたくさん出現するステージでもあり、プレイヤーに不安や恐怖を抱かせる効果もある一曲です。
他にも様々な曲があり、どれも一級品です。ゲームは興味ないという方も、ぜひ曲をYoutubeで聴いてみてください。
2.おわりに
現在このゲームを入手するのは難しいかもしれません(秋葉原とか探せばあるかも?)。思い出補正がバリバリ入った紹介になってしまった気もしますが、名作なのは確かだと思います。こうして記事で紹介し、有名になればアーカイブやリメイクで遊べるようになるかもしれません。あの『シェンムー』も10年以上の時を経て新作が出ました。本作も、新作やリメイクにささやかながら期待してみたい・・・。といったところで今回の記事はおしまいです。
ご精読ありがとうございました!
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