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【書籍紹介】『郵便局を訪ねて1万局』(光文社新書) 佐滝剛弘 著


0.はじめに

佐滝剛弘『郵便局を訪ねて1万局』を読みました。筆者は中学生から「風景印」のコレクションを始めたようです。三〇年余をかけて、日本の郵便局約一万局を“巡礼”してきたとのこと。
鉄道ファンの「鉄っちゃん」にちなんで郵便局ファンは「郵ちゃん」と呼ばれるそう。「郵ちゃん」の旅は、自転車、車、船、鉄道、時にはヘリコプター。小笠原の母島簡易郵便局は往復一週間が必要。宮内庁内郵便局は、一般の人は入れない。「愛・地球博」郵便局のように、期間限定の局もあるとのこと。


1.感想

その道のマニアならではのエピソードがたくさん聞けます。写真も豊富。

・和歌山県の郵便局を一気に回ろうとしたら近道をする必要があるが、道が狭くてヒヤヒヤしたこと
・風景印を局員に押してもらおうとしたら、押す場所がずれてしまった話
・ご当地風景印の写真
・珍しいデザインの郵便局
・コンプリートを目指しているので、新しい郵便局ができたら行かないといけないこと

などいろんなお話を聞けます。


2.おわりに

面白そうなのでブックオフで買って読んだ本の紹介でした。旅先での「旅行貯金」(※郵便局の窓口で貯金し、通帳にその郵便局の名前が入ったスタンプを押してもらうこと)は別の本で読み、その存在は知っていましたが、風景印の存在は知りませんでした。面白そうですが、お金のかかる趣味ですね。
土日休みの人だと郵便局巡りはなかなかできませんが、デザインを楽しむなど外観を味わうことについてはできそうですね。意識しておくと旅先での楽しみも広がると思います。
こうしたマニアックな本は今後も読み、紹介していきたいです。なかなか聞けない貴重な話がたくさん聞けますからね。
それでは!

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荒野の旅人
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