【短編小説】私たちは、よく眠りたいだけ。
眠いなぁ。
私はパソコンに向かいながら、あくびを噛み殺す。
その時、私の隣に立った同僚の玉木さんが、それを見ていたのか、苦笑して、声をかけてきた。
「打ち合わせの時間ですけど。」
「そうだったね。」
私は、今日の朝のメールチェック等が終わっていることを確認し、その場に立ち上がる。
「ブースは空いてた?」
「それが全部埋まっていたので、ラウンジでいいですか?2人だけですし。」
「いいよ。」
私達は、ラウンジと呼ばれている部屋に入り、脇にあるコーヒーメーカーからコーヒーを各自注