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年齢を超えたチーム作りの秘訣~自分より年上の先生と連携する方法~
自分より年齢の高い先生と協力して学年を動かすポイント
こんにちは、学年主任の幸です。
皆さん、学年の先生と上手くやれていますか?
今回は特に「自分より年齢の高い先生」と組んだ場合に、どのように対応すればよいかを考えていきます。
年齢の高い先生と連携する難しさ
学年には、さまざまな考え方や経験を持った先生がいます。
その中で、自分より年齢の高い先生と同じ学年としてチームを組むことも少なくないでしょう。
そんなとき、「自分より年上の先生にこんなことを言っていいのだろうか?」と悩むこともあるかもしれません。
しかし、学年主任として学年をまとめ、チームを動かしていくためには、適切なコミュニケーションが必要です。
年齢や経験の違いを乗り越え、お互いが持つ強みを活かすことができれば、より良い学年運営が実現します。
そこで今回は、自分より年齢の高い先生と連携しながら学年を運営していくためのポイントをお伝えします。
1. 相手の経験と知識を尊重する
まず、自分より年齢の高い先生と接する際には、相手の豊富な経験や知識を尊重することが何より重要です。
年上の先生方は、過去に同じような課題や行事に取り組んだ経験を持っていることが多いです。
「以前、こうした場面でどのように対応されましたか?」と尋ねたり、
「どうすればいいか困ってて、もしよかったらアドバイスもらっていいですか」といった言葉を使っていき、相手に敬意を示していきましょう。
このような態度を取ることで、相手は「自分が認められている」と感じ、協力的になりやすくなります。
年齢や経験の違いを活かし合える関係性を目指しましょう。
2. 考えを伝え、相手の意見を聞く姿勢を持つ
どんなことを進めていく際も、自分の考えをしっかりと伝えることが大切です。
学年で大切にしたいことや行事の進行計画など、現在、自分が考えていることを具体的に共有していきましょう。
ただし、意見を押し付けるのではなく、
「先生の力をお借りしたい」「一緒に良い学年を作りたい」という気持ちが伝わるように話すことがポイントです。
その上で、必ず「聴く」を徹底しましょう。
相手の意見に耳を傾けることで、相手の知識や視点を学びつつ、お互いの考えをすり合わせることができます。
特に、年齢の高い先生はこれまでに多くの経験やノウハウを持っているはずです。そのため、自分の意見の懸念点や改善案を提示してくれることもあるでしょう。
「このように進めていきたいのですが、どう思われますか?」といった問いかけなどを上手く活用し、相手の考えを引き出していきましょう。
そうすることで、双方の考えを取り入れたより良い学年運営が可能になります。
3. 全てを取り入れる必要はない
相手の意見を聞いたからといって、全てを受け入れる必要はありません。
意見をすべて採用してしまうと、主導権が曖昧になり、学年運営の方向性が不明確になってしまうことがあります。
たとえば、「昨日は先生と話したおかげで運動会上手く進めれそうです。ダンスはやっぱり最近流行ってる「APT」にしようと思います。また、ダンスの振り付けの動画も共有しておきますね」といった形で、感謝の意を伝えつつ、進行の方向性を明確に示すと良いでしょう。
意見が分かれる場合は、お互いが納得できる妥協点を探る姿勢も大切です。夫婦が良い着地点を見つけるように、お互いが納得できる解決策を話し合いの中で見つけていきましょう。
4. 遠慮せずに考えを伝える
最も避けたいのは、遠慮して自分の考えを言わないことです。
学年主任は、学年を良い方向に導くために舵を取る役割があります。そのためには、自分の考えを明確に伝え、学年の先生方と連携を図る必要があります。
船の舵を取る船長がしっかりと指示を出さなければ、船員たちはどう動けばいいかわかりませんよね。同じように、学年主任として明確な方向性を示すことが求められます。
5. 役割分担を明確にする
学年運営を円滑に進めるためには、役割分担を明確にすることが大切です。
相手の得意分野を活かしつつ、自分がフォローに回る形を提案するのも良い方法です。
たとえば、「行事の進行について、先生の豊富な経験を活かしてリーダーシップを取っていただけると助かります。私は必要な書類や進行表の作成をサポートします」といった形で提案すると、相手も気持ちよく引き受けてくれることが多いでしょう。
6. 感謝を忘れない
相手の協力を得たら、どんなときも必ず感謝の気持ちを伝えましょう。
「助けていただいてありがとうございます」
「先生のおかげでスムーズに進められました」
といった言葉を日常的に伝えることで、信頼関係が深まります。
お互いを活かし合う学年運営を目指して
自分より年齢の高い先生との協力は、最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、相手の経験や知識を尊重し、役割を明確にしながら柔軟に対応することで、より良い学年運営が可能になります。
誰もが協力し合える、良い学年運営を目指していきましょう。