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自身のキャリアと思い

 私は高校3年生の夏にテレビ番組がきかっけで「国際協力」に関心を持ち、国際協力が学べる大学に進学した。高校では付属の大学があり、かつ自分が部活にかまけてあまり成績が良くなかったので、友人や先生にはやめとけと心配してくれたが、マイペースな自分は“やりたいこと”を第一に受験と進学を決めた。この決断が最初のターニングポイントになったが後悔はしていない。

 大学在学中にはアフリカのルワンダに行く機会を得て、本格的に国際協力の道を歩む決意ができた。しかしながら、新卒での国際協力の道を探すのは困難でどうしたらいいのか悩んだ。この自身の経験が、今キャリア支援への情熱にもなっている。

 卒業後はキャリアに悩みながらも国連UNHCR協会、青年海外協力隊、JICA、国際協力の専門出版社とさまざまな立場から国際協力に携われることができており、今もなんとか国際協力の道を歩めている。もちろん順風満帆にキャリアを築いているわけではないし、今も試行錯誤している。

 ここまで、さまざまな立場で国際協力に携わって感じたことは、情報が上手く伝わっていないということだった。そこで「情報をつなぐ」ことで“国際協力”や“社会課題の解決”に関心のある人たちのキャリア形成の一助になればと思い、広報・情報学を大学院で学び、かつキャリアコンサルタントの勉強も行っている。

 今後は「国際協力」と言ってもSDGs(持続可能な開発目標)の登場もあり、分野も幅広く、携わるアクターも多様化している。そうした多くの情報を取りまとめて発信できればと思っている。


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