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<環境教育>センス・オブ・ワンダーの香り

香ist®クラブという香りを楽しむ、雑談サロンを始めたのが、コロナの恐怖に世界中が息を殺していた2020年7月
第一グループは、13回で終了を決めましたが、同じリピートでもいいので続けたい、というご希望の方にむけてアドバンスコースがスタートし、こちらもひと段落、最後の送信を終えました。

コロナが消えたわけではありませんが、正体が知れず、恐れていたコロナも、今では、ワクチン接種が進み、乗り物や、施設の感染予防対策も進み、社会が動き始めた時に、1期の方々が終了の時期を迎え、感慨深いです。

多くの方が最後まで私の香り大好き雑談にお付き合いくださり本当に嬉しかったです。

いつも、今日はどんな話をしようかな?とワクワクしながら配信していましたが
最終回、やはり私にとって大切な活動「森のこころ音」のテーマである「センス・オブ・ワンダー」をみなさんにお伝えして、それぞれの森のイメージを、お手持ちの精油で作っていただきました。

どんな活動にもセンス・オブ・ワンダーの心が在り、全てが自然と繋がっている、そんな思いを強くしました。

デジタル化が進み、世の中の動きがとても早くなっていますが、だからこそ、
センス・オブ・ワンダーの心を持つことが大切なんだと思います。

星野道夫さんの、「旅をする木」の中に、こんな話があります。

大きなキャラバンを組んで南アメリカの山岳地帯を調査のために急足で旅していた人の話しだそうです。

ある日、荷物を担いでいたシェルパの人びとがストライキを起こし、どうしてもその場所から動こうとしないのだそうです。給料を上げるから早く出発してくれと頼みましたが、それでも彼らは耳を貸さず、まったく動こうとしなかったそうです。彼らは「私たちはここまで速く歩き過ぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っている」と。

私たちは生身の人間ですから、どんなにIT化が進んで便利になっても、空を見上げて鳥の声に耳を澄まし、森の香りに癒される必要が無くなるなんて思えません。

目まぐるしく変化する時代に、その変化を受け入れながらも、心を置いていかないよう、生身の身体が壊れてしまわないよう、ふと立ち止まって空を見上げて悠久の時の流れを感じ、自分の心の中への旅ができるよう暮らしていきたいと思っています。


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