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街の小さな書店

愛媛県松山市

街の中心、交差点近く、車道沿いのその店は
よく前を車で通っているのに、
間口も狭く、壁の蔦しか記憶にありませんでした。
たまたま所用で歩いて通りかかり気づきました。

え?書店??

近づいてみると、確かに書店ですが・・・・

興味はあるものの、入りづらく
お店から少し離れたところで、検索してみました。

「千舟町通り 書店」「松山市、書店」

全然ヒットしません。
でも、昨日今日できたお店でもなさそう・・・・

近づいてみると、確かに古書店のようです。
お値段も気軽に買えそうなものもありますので
思い切って入ってみました。

不思議な選書、まるでどなたか個人の方の書棚のような・・・

部屋の・・そう書店というよりは部屋・・・
の中央に置かれたテーブルの上に数冊の本が並べられていました。

その1冊に目が止まりました。
大好きな宮沢賢治、今まで知らなかった本です。


前書きを読んで、心を鷲掴みされました。
この本については、別の機会に。

レジに持っていくと、電卓で計算して750円です、と。
愛読者カードも挟まっていますし、開いた形跡もほどんどない
新しい本だと思っていました。

最近は、古書店とはいえ、新しい本も売れられているところが多いので
戸惑っていると、うちは全部半額です。とおっしゃいます。
それはそれで嬉しいのですが・・・

このお店はいつからなさっているのですか?と尋ねると
4、5年前、もともとデザイン会社で、社長さんが自社で出版したのを
契機に書店を始めたのだそうです。
社長さんの本はこちらだそうです。

小さな、個性的な書店が街にあるっていいですね。市内にもう一つ、個性的な書店がありますがこちらもお店は毎日開けているわけではなく、オーナーは別の仕事をされています。

こんな風に、兼業でいいので、街に本屋さんがあると嬉しいですね。

こちらでご紹介した本は、そのもう一つの本屋さんで見つけました。


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