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村上春樹翻訳(ほとんど)全仕事
村上春樹さんの翻訳に関心を持ったきっかけは
カナダの作家 アリス・マンローさんがノーベル文学賞を受賞したときです。
私は、ハルキストというほどではなく
主にエッセイをよく読んでいたので、話題にのぼる度に
ノーベル賞なんてどうでもいいや、と思いつつ、気になっていました。
イラクサという作品が書店に並んだので
ハーブの名前(ネトル)でもあるし購入して読みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728569983-qCLzliAn29v3K1RIJNfm4aZS.jpg)
ノーベル文学賞ほどの作品かな??と思っていたら
村上春樹さんの訳がいい、という記事を目にしてこちらも読んでみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728570015-i7pbATE2yLgDKuQIleJR91fV.jpg)
村上春樹さんが選んだ短編集の1つが
アリス・マンローの「ジャック・ランダ・ホテル」
恋しくての中でも評判の高い短編
村上春樹翻訳(ほとんど)全仕事にも紹介されています。
![](https://assets.st-note.com/img/1728570480-QOEGubCfkAxKmLdIB5oiDrY3.jpg)
「ザ・ニューヨーカー」で3編の短編ラブストーリーを読んで
アンソロジーを書きたくなったそうです。
このアンソロジーのために、アリス・マンローの翻訳をした直後に
ノーベル文学賞を受賞したということで
「おめでとうございます。」と書かれていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728570037-ZulxXgBrfkS8F90H1WUqCeKo.jpg)
きっと村上春樹さんは、望んでいるかどうかは別として
ノーベル文学賞に対して敬意は持っているのだろうなと思いました。
沢山の翻訳をされているのに、作風にほとんど影響がないように
思われるのですが、私が読んだ範囲で考えると
作者に影響されるより、作品を村上春樹に引き寄せて
翻訳されているような気がしました。
翻訳本を読んで、ああ村上春樹さんの文章だなあと思うので。
世界で多くの人に読まれているということで
どのくらい読まれているのか調べてみたら
シェイクスピアとアガサ・クリスティが
並んでいるのも驚きましたが
他を大きく引き離しているのにも驚きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1728570069-xgsM12uHh3tWyGDqrORpoQ47.png)
ちなみに日本人で最初に名前が出てくるのは
赤川次郎さん。
私は読んだことがありませんが。
西村京太郎さん 司馬遼太郎さんと続き
村上春樹さんがこのランキングに上がってくるためには
もう少し「時間」がかかるのかもしれません。