ある人との関係について考える。


彼女とは中学時代の友人だ。
細かく言えば、小学六年生から高校二年生くらいまでの仲。
LINEの内容は、ほとんどが私の恋愛相談。
今思えば関係が終わりに近づいたのは、私が学校に行かなくなった頃のように思う。
その時の私は今よりももっと臆病で、恋愛において積極的なアドバイスをもらってもそれを活かしたことなどなかった。あと一歩どころか、あと十歩くらいの勇気が出なかった。一回くらい彼女のアドバイスに従って行動して、恋の実らせたら良かったかもしれないが、一度も実ることはなく、今思えばその性格の違いも、友達としてやっていける範囲のものではなくなっていたのかもしれない。

今こんな時間にダラダラと考えると、私は彼女の本当の気持ちを知っていたのか、という疑問さえ浮かんでくる。でも、この疑問は一人では解決するはずのないものなので、今は心の奥底にしまい込むことにする。

今こうして私が彼女について考えているということは、彼女は私の中にいるということで、死人であればこれは「生きている」という表現になるけれど、今現在彼女は生身の人間として生きているので、私が思っていたところで友達として生きているということにはならない。

誰かにこの関係を聞かれた時、胸を張って友達だとは言えない。でも、ある日再開したら。その時は何事も無かったかのように話せると思う。
こんなに書いても全く分からない関係。
もちろん関係に縛られる必要はないから、これに苦しめられることはないけれど、あれこれ考えてみるのは私の勝手なので、もう少しだけ、考えさせてほしい。

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