SUEMITSU & THE SUEMITH 『Irony』
松本に来てからというもの、ふと気を許すと常にあいつがそばにいる。
呼んでもいないのに、だ。
僕はそばが食べたいだけなのだ。
唐揚げ定食が食べたいだけなのだ
ハンバーグが食べたいだけなのだ。
パスタが食べたいだけなのだ。
ラーメンが食べたいだけなのだ。
さらに、コーヒーが飲みたいだけなのだ。
最初は野暮ったく思っていたのだが、だんだん愛着が沸いてくるあいつ。
いないと寂しいあいつ。
むしろそばよりハンバーグより、あいつを求めている、欲するようになってしまったのだ。
何の話か。
野沢菜の話だ。
松本ではご飯を食べる時に必ず野沢菜が出てくる。
おでん定食に野沢菜!
信州名物山賊焼き定食に野沢菜!
天丼とエビのセットに野沢菜!
最近ではランチに野沢菜がないとさみしくなってきている。
今ではなくてはならない存在だ。
SUEMITSU & THE SUEMITH 『Irony』
石になるまでただここに立って
世界の薔薇色の明日と愛を見透かしているだけ
固まったては何か掴もうと伸ばすと砕け散ってしまう
どこを見やったって不確かなものが確かを偽ってる
いしわたり淳治
スーパーカーを解散してすぐ、チャットモンチーや9mm parabellum bulletのプロデューサをやっていた。
正直ギターを弾いている(バンドをしている)いしわたりさんを見たかったのだけどこの曲の歌詞を見て、俺はいしわたりさんの歌詞が大好きだったのを思い出した。歌詞を書き続けてくれらば良いと思った。
良い歌詞だなーと思うと、だいたいいしわたり淳治が歌詞を書いている。
読んでいただきありがとうございます。