【読書感想】『サブスクリプション・マーケティング』と『わたしのサブスク』について。
「サブスクリプション・マーケティング ものが売れない時代の顧客との関わり方」という本を読みました。
サブスクリプション、もう多くの方が様々なサービスで利用していると思います。有名どころではNetflixやHulu等の映像系でしょうか。
最近サブスク系のマーケティングに興味があることと、twitterに「#わたしのサブスク」なるハッシュタグが流行っていたので早速読んでみました。
わたしのサブスク
具体的に私が利用しているサブスクリプションを羅列しますと
■エンタメ系
spotify
Amazonプライム
radikoプレミアム
NHK
icloud
信濃毎日新聞
■教育・健康系
レアジョブ
セントラルスポーツクラブ
■子供系
家族アルバムみてね(※)
しまじろう こどもちゃれんじ
■note
ciotanさんのnote
■ライフライン
クリクラ
■サーバ
さくらインターネット(※)
■会社で利用
freee
adobe cc
Dropbox
Zenlogic
※はサブスクに入れていいのか迷ったもの。
ついでに、以前は加入していたが現在解約したのは
・Dマガジン
・kindle アンリミテッド
とこんな感じでしょうか。
昔はCDを大量に買っていたのですが、Spotifyを利用するようになってからはCDを買う数が減ってきました。基本的にはSpotifyで聞き、欲しい場合はレコードを買うようになりました(レコードの方がジャケットが大きくて満足感あるし)。で、Spotify配信しておらず、レコードも出していないけどどうしても欲しいのはCDで購入しています。(米津玄師とか)
また、本(技術書やビジネス書や雑誌)はなぜかkindleや電子書籍ではなく本屋で買うことが多いです。Dマガジンやkindle アンリミテッドを解約した理由はここなのですが、なぜ紙にこだわるのかははっきりとは理解できてないです。(漫画はkindleが多いです、多分大量に買うとかさばるから)
本の概要
この本は「サブスクリプションシフト」「価値育成のための戦略」「戦略の実践」と3部構成になっています。
価値育成とは何か
この本の中でよく「価値育成」という言葉が出てきます。価値育成とは何?というところですが、簡単に言うと「既存顧客向けのマーケティング活動」の事です。サブスクリプションマーケティングの場合、見込み客の創出や育成と同じくらい重要性が高いものとして挙げられています。(P.75より)
サブスクリプションのマーケターとして必要なことは、既存の顧客に対して「このサービスにはいかに価値があるか」「利用することによってどんなメリットがあるか」を訴え続けていくことなのです。
ここがうまくいけば顧客は「やっぱり入ってよかった!」と思って継続利用してくれるし、うまくいかなければ「入らなきゃよかった」ということで即解約になってしまいます。この解約を「チャーン」というのですが、優秀なマーケターほどこのチャーンに目を向けて分析しているようです。
価値育成を具体例で解説
Part2では様々な会社の「価値育成」について具体例で説明しています。実際にどのような施策でどう行った効果が出たのか、というのが記載されているので非常にわかりやすかったです。
価値育成の開始
Part 3では実際に価値育成をやっていきましょう、といった内容。こちらも具体的に説明してくれてます。
最後に
というわけで、この本は価値育成がいかに大事かということをしつこく丁寧に説明してくれています。ここの部分が理解できただけでもこの本を読む価値はあったかと思います。顧客との価値を育成する必要があるのはサブスクリプションマーケティングだけではないようにも感じます。顧客とどう付き合っていけばわからない、といった方にもオススメの本です。
おまけ
最後に投げ銭式でおまけコンテンツです。今回は「わたしのサブスクベスト3」と題して好きなサブスクを3つ、理由付きで紹介します。
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