【生徒向け】ゲーム会社へ就職しやすいデザイナー職種ランキング100
ゲーム会社へ就職する事を考えた時に、自分がやりたい職種を頑張って勉強して内定を勝ち取る、と考えるのが多くの人の意見だと思います。
そうではなくゲーム会社で働くという事を目的と考えた場合、より内定の確率の高い職種を選んで勉強するというのはどうでしょうか?
今回は私的ですが、就職しやすいであろうデザイナー職種ランキングを記事にしましたので、参考にしてみてください。
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「ゲーム会社へ就職しやすいランキング100~~!!!」
第1位 テクニカルアーティスト
第2位 3Dアニメーター
第5位 3D背景モデラー
第10位 3Dエフェクトデザイナー
第15位 アフターエフェクトデザイナー
第18位 コンセプトデザイナー
第30位 3Dキャラモデラー
第52位 2DUIデザイナー
第60位 2Dアニメーター
第99位 2Dキャラデザイナー
第100位 イラストレーター
順位に関してはランキング100と言いながら、100職種もないのですが、これくらいのイメージ格差があると思っています。
この順位については、ゲーム会社が欲しいデザイナー職種を基に設定していますが「欲しい」という事は、その職種が人材不足であると言えます。
多くの人数が必要な職種、珍しいので不足しているデザイナー職種・・・様々な理由でゲーム会社では必要なのに、人材が少ないデザイナー職種です。
ここからはそう考える理由です。
第1位 テクニカルアーティスト
テクニカルアーティストとは、主にゲーム・CG業界でデザイナーとエンジニアの橋渡しを行うのが仕事です。比較的新しい職業のため、手がける業務範囲は企業によって異なります。昨今のゲーム制作においては、なくてはならない職種ですが、とにかくできる人がいないです。デザイナーとエンジニアのスキルを併せ持たなくてはならないから、学生では難しいですね。なぜならテクニカルアーティストコースなんてない!!からです!その素養を感じる作品と目指してます!という希望が大事です。
だからこその第1位です。
第2位 3Dアニメーター
ゲームにおいて圧倒的な物量の職種です。最近ではモーションキャプチャー技術でリアルモーションは手付けの物量が減りましたが、日本独自のアニメや漫画のモーション表現は変わらず手付けで行われることが多いです。しかも、モデル制作は海外のスタジオで行えますが、モーションは先ほども書いた通り、日本のアニメ・漫画独特な動きを表現しないといけないので、海外のスタジオでは難しいのです。
第5位 3D背景モデラー
3Dモデラーの中でも背景モデラーは不人気です。みんなキャラクターを作りたいですよね。それだけに3D背景モデラーは不足している傾向にあります。背景は2Dも3Dも世界を構築する神のような職なのですがね。
第10位 3Dエフェクトデザイナー
最近はエフェクトを3Dデザイナーやゲームエンジン側で制作する事が多くあります。エフェクトは2Dデザイン領域だと考えられてましたが、3D側で制作する事が増え、ゲームをより楽しくさせてくれます。エフェクトデザイナー専門の課を持っている会社もあるくらいですが、まだまだ人材が不足していると言えます。
第15位 アフターエフェクトデザイナー
この職業はゲームというよりは、遊技機業界での職種です。
多くのゲーム会社では、遊技機部門を持っていますのでこのランキングに入れました。
遊技機業界を目指す人が少なく、また遊技機開発をするデベロッパーも減少傾向にあるので、人員不足な状態が続いています。またアフターエフェクトというなかなか専門学校の授業では教えないツールを使うのも難点です。
第18位 コンセプトデザイナー
2Dデザイナーの中で一番必要な人材ではないでしょうか?
世界観の構築、イメージボード制作と確かなクオリティと0から1を生み出すチカラが必要な難易度の高い職種になりますので人員不足です。
第30位 3Dキャラモデラー
3Dデザイナーの中では、一番目指す人が多い職業です。結果的に会社にも多くの人員がいます。また、モデル制作は海外のスタジオに外注した方が安価でクオリティの高い制作が行われることが多いです。ゲーム会社的にも3Dモデラーは足りていると言えます。
第52位 2DUIデザイナー
ゲームには必ずUIがついています。ゲーム画面の中で「2D周り」と呼ばれる2Dデザイナーの仕事で一番多い仕事だと思います。最近ではUIデザイナーという専門職として確立してきています。2Dデザイナー志望の生徒はポートフォリオに必ず作品を入れましょう。
第60位 2Dアニメーター
SPINEやLive2Dのような2Dアニメ制作の職種です。
Vtuberで一躍脚光を浴びていますが、ゲーム制作においても、UIを動かしたり、アイテムや表示物にアニメーションを付けたりと様々な作業があります。しかし、専門職としては作業領域が狭いのでなかなか採用難易度が高いです。
第99位 2Dキャラデザイナー
3Dゲームが中心のゲーム業界の中で、仕事が少なくなった職種です。キャラクターをデザインするのは、有名なイラストレーターや原作作画の人がほとんで、ゲーム会社の2DデザイナーはNPCを少しデザインするのがあれば良いくらい、仕事としては少ないです。当然、外注が中心ですのでなかなか社内で多くの2Dキャラデザイナーを採用しない傾向にあります。
第100位 イラストレーター
ゲーム会社では、ほとんど仕事がありません。
一部のパブリッシャーではあるかと思いますが、ポスターやパッケージは、ほとんどが有名なイラストレーターに発注になります。ゲーム会社内でイラストレーターという職種はいないことがほとんどです。イラストレーターとしてゲーム会社へ就職するのは困難であると言えます。
ゲーム会社でなく、イラスト専門の会社がありますので、イラストレーターとして就活をしていきたい人は、その会社を受けるのが良いと思います。ただ、その場合はほとんどが何かの作品を模倣して描くという作業になります。
◆まとめ
今回はゲーム業界とゲーム専門学校を兼ねている私の就職しやすい職種ランキングを私的所感で記事にしました。
いかがだったでしょうか?
ゲーム専門学校のゲーム業界に就職したいと考えている生徒さんの多くは2Dキャラデザイナーを目指しています。
2Dデザイナーの道をあきらめてください、と言う話ではなく、その道はかなり厳しい道なので、それ相応の努力が必要です、という話です。
ゲーム業界で働く熱意を冷ますことなく、ゲーム業界を目指してください。
ゲーム業界の片隅でお待ちしております。
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よろしくお願いします。